和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3288話 】
2022年 08月 18日 談
大粒の雨が降っています / 少林寺の苔庭にて
時折強い雨の降る一日となりましたが、ニュースでは全国各地で線状降水帯による大雨での洪水被害の様子が伝えられていました。日本全国どこに住んでいてももはや安全地帯は無いというほど、近年の異常な気候変動での自然災害の大きさには心が痛むばかりです。
庭のくぼみに溜まっていく雨水
盂蘭盆会の行事を終え少しはゆっくり寛ぎたいと思うもののなかなか思うようにならないのが世の中、すぐに秋季彼岸会がやって来ますから油断は出来ません。本日は少林寺に出向き今後の法務遂行などについて計画を練りましたが、外は物凄い風の音とともに土砂降りの雨となっていました。
雨上がりに薄日が差し込む 少林寺の居間
少林寺の苔庭は実に見事で、特に雨上がりに見せる庭の風情にはとても癒され、吉田拓郎さんの歌の歌詞では有りませんが「ひとつ俳句でもひねって~」という心境でしょうか? 例えば「閑さや 岩にしみ入る 夏の雨」なんて全くの盗作ですが、それくらい強く降る昨今の雨には驚きを隠せません。人間にとって不都合な豪雨も、地球にとっては地球全体の環境を調整しているのかも知れません。今後は豪雨に対応できる強い家づくりが求められているのかも知れないと思う今日この頃です。友峰和尚より