和尚のちょっといい話
早朝6時から 少林寺境内の除雪をしました
先代・實道和尚(父)が口癖のように言っていた言葉が思い出されます。大きな溜息を一つついて、「お前も70歳になってみんと分からんな~…」ただその一言! その70歳を4歳越えた自分ですが、最近しみじみと父の言葉が身に染みて感じます。
午前8時より 寳勝寺境内の除雪
昨日今日で 30センチほどの雪が積もりました
ふれあいパーク霊苑のようす
「禅宗坊主はなんでも黙ってやらんと値打ちが無い!」とも言われましたが、最近の世の有様を具に見ていると「不言実行」などという言葉も風化しつつあるように感じますし、「有言実行」なる言葉もしかりです。
午前中より 霊苑スタッフも除雪に奮闘
仏教の根本は「慈悲心」所謂「思いやりの心」の実践なのですが、加齢に比例するかのようにこの実践力の低下を痛感します。その自分の不甲斐なさを打破するため、最近は黙々と体力強化に努力を続けています。
晴れ間には 怒涛のように屋根雪が降り注ぎます
ふたたび 除雪します
雪除けに終始する一日です
午後 ガラス工芸作家 髙橋ナオミさんが来寺されました
薔薇美子様と ご友人の水橋様とともに
「気力!体力!決断力!」 この3つの力を有している人を「魅力(3力)のある人」とは和尚の持論ですから、頑張って「体力!」の復帰をはかりたいと願っています。禅語に「人人具足 個個円成(にんにんぐそく ここえんじょう)」と有りますように、努力心こそ仏性なり! 本当に「愚痴」ほど悍ましいものは無いですね。孤軍奮闘の禅魂こそ和尚のポリシーなのですから。友峰和尚より