和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2745話 】
2021年 02月 21日 談

しだれ白梅 / ふれあいパーク霊苑 奥の院

時折暖かくて強い南風が境内を吹き抜けていく一日となりました。昨日は春一番が吹き気持ちがいっぺんに解放されたような気がしましたが、本日は更に気温が上がり、つい先日の雪景色が噓のようです。寒暖を繰り返しながら少しずつ春に近づいていきますが、まだ今しばらくは我慢が必要のようです。

満中陰忌並びに納骨法要が修業されました

午前10時より本堂で満中陰忌法要が営まれ、法要終了後にはふれあいパーク霊苑墓前に於いて納骨諷経が修業されました。今がコロナウイルス禍の中に有ることを忘れてしまうくらい穏やかな雰囲気の中での読経となりました。

穏やかな青空の下

一年の四季を通して多くの霊前供養が修業されますが、その度に故人の御徳を感じる瞬間があります。それはその時の気候状況であったり参詣者の敬虔な祈りの姿であったり、鳥たちのさえずりの中にもふと実感するものです。人間の徳とはそういうもので有るのかも知れません。「風は息 虚空はこころ 日は眼(まなこ) 海山かけて わが身なりけり」読み人知らずの歌なれど、しみじみと陰徳を積むことの大切さを祖霊供養から自覚する毎日です。友峰和尚より

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