和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2465話 】
2020年 05月 17日 談
「山水 清音有り」
大安禅寺駐車場の片隅に、約5年程前から小森庭園主・末政幸憲さんが自作の水車をを造られ、寺を訪れる参詣者の心を和ませてくれています。最初は1台だった水車も現在では7台に増え、流れ落ちる水の音が涼しさを呼んでいるようです。
福井県は緊急事態宣言が明日18日に解除されますが、卑山は以前として拝観停止状態が続いており、訪れた参詣者の方々が水車を見入っていました。庫裡の裏山には竹林が有り、今年は筍(たけのこ)の表年(おもてどし)らしく、あちこちから筍が勢いよく伸びている風景には驚きました。
昔は寺の収入にする為、山奥深くまで父親と共に筍堀りに出掛けたものでした。「山水清音有り」の禅語如く、竹林を吹き抜ける涼風と谷川のせせらぎの音が絶妙な音色を響かせていました。
「白雲 自ずから 去来す」
さて、明日からは再び花菖蒲園の整備に入りますが、薔薇園ではすでに多くの花が咲き始めているようです。友峰和尚より