和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第392話 】
2014年 09月 18日 談
犀川ウォーキングで始まった今朝方の秋の風景です。空は間違いなく秋の色を濃くしていましたが、四季折々に見せる犀川の景色は古へのロマンを感じさせてくれます。さて皆様、その後お変わりなくお過ごしでしょうか? 臨済宗妙心寺派の全国各寺院が発信しているホームページやブログを拝見していますが、最近は青年僧が色々と寺院活用の工夫をしているのが伝わってきます。他の宗派寺院のホームページも参考までに見ますが、宗派が違うとそれぞれにアクションも多様でなかなか興味深いものがあります。中には「美坊主図鑑」なるものや「出会いサイト」そして「ボンズ、バー」など実に摩訶不思議なものまであり、皆様も時々ご覧になってみてはいかがでしょうか? ずっこけますよ!
何もかもが変化して行く時代の移り変わりの中で、当然のことながら布教の在り方にも工夫が求められています。特に禅宗は頑なに本分を踏襲することを旨とするだけに、いっそう布教活動の工夫が求められます。なんでも「無」一辺倒では通用しない現代社会です。「無一物中、無尽蔵」ですから大いに青年僧の活動に期待したいものです。卑山の副住職も妙心寺高等布教師の研修講習からようやく帰山しました。打ち出の小槌ではありませんが、大いに奮起して布教活動に専念し「福」を呼ぶ「お宝」を打ち出してもらいたいと念じています。「傀儡師 首に掛けたる人形箱 仏出そうと鬼出そうと」 友峰和尚より