和尚のちょっといい話
日が暮れるのが早くなってきましたね。なんだか一日がますます早く過ぎていく感じがしています。秋の到来によって皆様の日常の生活リズムも随分変わることと思いますが、早く夜が更けるとかえって夜の時間を有効に使いたいと思うものです。不思議と気持ちまでのんびりしてきますね。
ここに来て俄然食欲も増して来て、夏場とは打って変って、何を見てもおいしそうに見えてきます。なるほど昔から「食欲の秋!」なんて言いますね。誰かさんが呟いていましたよ、「天高く妻肥ゆる秋!」ってね。エッ!馬じゃないんですか?どうやら年老いて和尚も耳が遠くなって来たようです。そうそう、先日あまりにも耳鳴りがしますから早速耳鼻咽喉科の医院を訪ね診察して頂きましたが、「綺麗な耳ですよ!」って先生に言われ診察終了なれど相変わらず耳鳴りが止まず、ようやく秋を迎えたというのに耳の奥では蝉が鳴き続ける始末。幸いに寝るときには鳴りを潜めるので、どうやら疲れからくる突発性耳鳴り症候群だと自分で病名を付けました。いけませんね~。明らかに老化現象です。インターネットを駆使して耳鳴りを直す方法や薬がないものかと検索して見たら「なりピタン」なる魔法のような名前の薬が目に入り、これまた薬局で薬を求めて飲んでみたものの「なりピタン」どころか「なりなりパタン」で、よくよく見たら「継続が大切」とか。どうも「耳寄りな話」ではなさそうです。しかし和尚の体験から、耳鳴りを抑える一番良い方法は「耳周りの指圧」ですね。横向きになって、自分の親指でツボをぐいぐい押すのが効果がありますよ。皆様も是非お試しください。そんなわけで、今日からは和尚のアトリエでじっくりと作品制作に没頭することとしました。秋の夜長もまた風流です。一人静かに筆を走らせるのも気持ちの良いものです。秋雨の音も爽やかです。読書の秋でもありますから大いにこれからの夜長を楽しんで過ごして行きたいものですね。友峰和尚より