和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1451話 】
2017年 08月 08日 談
隣家の屋根 叩きつけるように降る雨
のろのろ台風5号の無事の通過を願い一夜明けましたが、どうやら境内に被害も無く安堵したものです。自坊の大安禅寺も心配で早朝に妻に電話しましたが、異常無しという報告を受け先ずは一安心でした。台風一過!午後には風も止み、嘘のように静まり返って不気味なくらいでした。それにしても早朝に突然、アイフォンからの洪水警報を知らせる音には驚きました。一日中、何らかの電子音が響いているご時世乍ら、警報音には流石に緊張するものです。今日は台風通過のため寺カフェも休みとしましたが、昨日の寺の賑わいとは正反対に、まるで冬の北風かと錯覚するような突風がひゅるひゅると音を立てて境内を吹き抜けて行き、自然の脅威を感じたものです。
全国の被害状況が報道されるたびに、グーグルで住所を検索し、位置状況を調べながら仲間の無事を確認した一日となりました。姉川が氾濫したと聞いた時にはその周辺に多くの妙心寺派寺院が有るため大変心配致しました。滋賀北陸教区の臨済宗各御寺院また檀信徒皆様方に於かれましては心より台風水害のお見舞いを申し上げます。皆様が御無事である事を只管願っております。滋賀県草津市には娘夫婦も住んでおり、大雨情報ばかり気を遣った一日となりました。
朝顔も屋内へ避難
夕刻には雨風共に小康状態となりましたが、まもなく自坊では旧盆を迎える為、その祖霊供養の準備に入りたいと思っています。お盆を迎えるたびに両親の恩を深く思う今日この頃です。南無観世音菩薩 友峰和尚より