5月, 2025年

第4276話

2025-05-02

 

梅雨入り宣言でもしたかのような愚図ついた天気模様の一日となりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしの事とお喜び申し上げます。早朝に境内をぐるりと一周し具に花のひとつひとつを観賞しながら写真を撮ってみましたが、普段はあまり注意深く見ることも無いだけに不思議な感覚を覚えながら一枚一枚丁寧に撮っていきました。

 

 

カメラのレンズを通して見る花の姿は、まるでカメラを意識しているかのように被写体の花が反応して見事なまでに更に輝きを増していくように感じたものでした。人間も見つめられると少し恥ずかしく思いますが、花達も同じ事なのかも知れません。しばし和尚が撮った花達をご覧ください。

 

 

境内には凡そ120種類の草花が育っていると思いますが、それ以上かも知れないと思うほど次々に色々な花が咲いていきます。芭蕉の句に「よく見れば ナズナ花咲く 垣根かな」とありますように、春の七草であるナズナや仏の座、繁縷(はこべら)なども含めますともっと多くなるかも知れません。

 

 

さて明日は天気も回復するとの予報で、大安禅寺ではイベントが開催されるため期待したいと思います。午後からは少林寺に出向き新たな墨蹟制作に取り掛かりました。花達を観賞しているうちに色々なひらめきを感じ作品に活かしたいと思っています。坂村親民の言葉「念ずれば花開く」の通り、人生心の花も咲かせて参りたく頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

霊苑広報パブリシティ収録の打ち合わせ中です
 

第4275話

2025-05-01

清々しい初夏の快晴

 

嗚呼情けなや情けなや!昨日半日草取りをしただけで今日は朝から腕や肩が痛む始末! いわゆる80肩でしょうか? 日々順調に確実に老化現象が進んでいくようですが、ブログに80歳と明記する日までにはまだ約2年あるものの実際に80の数字を見るとギョッとしました。それでも朝方ぐるりと草取りした場所を見回るとなんとも綺麗で清々しく感じたものでした。まさしく和尚が提唱する「一に掃除、二に笑顔」です。

 

のびのびと生長している バラのつぼみ

 

本日は少林寺総代・宮﨑家の月参りに出向きましたが、道路は大混雑で途中交通事故も発生していました。今はゴールデンウイーク中で県外ナンバーの車も多く見受けられ、そのことも混雑の一因かも知れません。兎に角運転にはくれぐれも気をつけて頂きたいものです。

 

平野家 御尊父様の満中陰忌法要

 

帰山後、午前10時半より卑山と深い御法縁がある御檀家・平野家御尊父様の満中陰忌法要が営まれ、法要終了後には墳墓納骨の儀が修業されました。本日は快晴で暖かい日和となり、生前の平野氏の御徳を感じ取ったものでした。

 

 

引き続き奥の院にて 納骨之儀を修業いたしました

 

 

 

 

法要後 応接室にて御供養の茶礼をいたしました

施主 の 平野様

平野家ご親族 の 安田様です

 

 

タツナミソウ

 

 

午後からは少林寺に出向き墨蹟の揮毫をしましたが、気温が25℃を超え夏日となった中での制作となりました。今日から5月に入りましたが気候がガラリと変わり初夏を思わせるような風情で、苑内の薔薇のつぼみが大きく膨らみ開花もまもなくのようで草木の新緑と合わせて参詣者の眼を和ませているようでした。皆様もお時間ございましたら是非宝勝寺カフェに御来寺頂きごゆっくりとお寛ぎください。友峰和尚より

 

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