3月, 2024年
第3879話
「 桜 春風来たる 」 大安友峰 書
暖かい日曜日の1日となりました。桜の開花が今年は1週間ほど遅れているそうですが、今日の気温で犀川沿いの桜の蕾もいっきに膨らみ満開を迎えるのもそう遠くではないようです。金沢を訪れる観光客も子供達の春休みも手伝ってか急増しているように思います。午前中には本堂で祖霊供養が修業されましたが、カフェ利用の旅行客の方もいつもより多くの方々が訪れ本当に久しぶりに賑わいを見せました。
金沢港にて
滋賀県から春休みを利用して福井に来ていた娘と孫達が妻と共に寺にやって来ましたが、金沢港にクイーンエリザベス号が寄港しているというので法務を終えたのち孫達と金沢港へ見学に行ってきました。
クイーンエリザベス号 <i北陸ホームページよりお借りしました>
孫たちと
クイーンエリザベス号をバックに記念写真を撮りましたが、孫達のあまりの成長ぶりには驚きました。このところ法務が多忙を極めていただけに娘や孫達との短い時間では有りましたが会話も弾み随分リラックス出来たように思います。
娘との記念撮影
さて明日から愈々4月卯月(うづき)を迎えます! 心がなんとなくうずくから卯月(うずき)と言うのでしょうか?いやいや卯の花の季節だから卯月だと思います。また4月は十二支の卯(うさぎ)の月で卯月というのだそうです。気持ちも晴れやかに春の訪れを喜びたいものですね。季節の変わり目でも有ります、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3878話
おだやかに晴れ渡った 宝勝寺境内
天気よし!気温よし!は大変良いのですが黄砂の飛来には困ります。昨日から日本列島に向けて大量の黄砂が拡散しながら全土に及んでいるとかでなかなかマスクが外せません!確かに車のフロントガラスには黄砂が付着し、ウインドワッシャーを幾度も繰り返しながら除去しています。黄砂のみならずスギ花粉も今年は多いとの事で、今しばらくの間はマスク着用が必須のようです。
玄関前庭の オカメザクラの若木
近年天然水の売れ行きが好調だとか、最近ではビックボトルのミネラルウォーターなども主婦に人気と聞いており、ウォーターサーバーや浄水器なども売れ行きが好調だそうで驚きます。和尚の子供の頃は〝飲み水〟と言えば山の谷川の水で、大雨で濁った時は雨水を容器に溜めて飲んだものです。人間の体の50~75パーセントは水で出来ているといいますから猶更のこと飲み水には十分注意が必要のようで、空気汚染が進む今日の自然環境では普通に山水が飲めない状況となっているのが現実のようです。
みずみずしい樹々の若芽と春の花々に囲まれ
本日も午前に引き続き午後からも霊前供養諷経を修業しましたが、ふれあいパーク霊苑内の樹木も日増しに成長しているようで地下約130メートルから出る白山伏流水の井戸水を樹木に散水していますがその影響を充分に受けているものと思われます。「山紫水明の美しい日本」の原点は豊富な水にあるのかも知れませんね。
利休梅が咲き始めました
3月も瞬く間に過ぎ去って行きましたが、愈々明後日より4月卯月(うづき)を迎えます。ランドセル背負ったピカピカの1年生諸君!そして新入社員の皆様の新しい門出を心からお祝い申し上げたいと思います。おめでとう!!元気に頑張って参りましょう。 友峰和尚より
第3877話
アメリカ大リーグ・大谷翔平選手が本拠地開幕でドジャース対カージナルス戦が午前5時10分よりNHKBS放送で生中継されるというので楽しみにテレビ観戦しましたが、オープン戦での不調を払拭するかのように3打数2安打1四球で本拠地デビュー戦を飾り、大谷選手のスキルの高さを実感し今後の活躍を期待したいと思います。
ふれあいパーク霊苑での 納骨の御供養諷経
午前中に金沢市奥卯辰山墓地での墓じまいの墓前諷経に出向きましたが、1月元旦に発生した能登半島地震の影響を受け墓地公園の一角が崩れ落ちるという被害を受け現在も一部が通行止めとなっていました。ご供養諷経の後は引き続き宝勝寺ふれあいパーク霊苑に移動して納骨諷経を修業しましたが、春の日差しを受け気温がいっきに上昇し、春風が強く吹くものの大変心地よい天気となかでのご供養となったようです。
さて本堂裏庭のおかめざくらが満開となっていますが、早朝からメジロが集団で桜の蜜を求めてやって来ています。時折ピンクの花弁が風に舞い散っていく様はなんとも可愛らしく感じるもので、如何にも春の到来を感じさせるに十分な光景でも有ります。
まもなく4月を迎えますが、犀川沿いのソメイヨシノが一斉に開花を始め百花繚乱の世界が出現するのもそう遠くはないようです。我々も負けずに「人生心の花を咲かせましょう!」友峰和尚より
第3876話
オカメザクラ 野鳥が花をついばみに来ています
宝勝寺本堂裏手にある「オカメザクラ」が本日満開になりました! 日中気温が15℃とずいぶん暖かくなり一気に花が開いた感じでした。ソメイヨシノの蕾も大きく膨らみ、開花を迎えるのももうまもなくの様子です。
甥っ子の克則さんと
午前中に大阪より甥っ子の克則さんが所用で金沢へ来たついでに来寺され、久しぶりに楽しく歓談することが出来ました。初めて北陸新幹線で敦賀駅乗り換えで金沢に来たそうで、敦賀駅での乗り換えには不便さを感じるものの金沢駅までは快適だったとの事。
自家用車で金沢駅まで送りましたが駅構内は人・人・人で大混雑の様相を見せており、いかに全国からの観光客にとって金沢が人気を博しているかを思い知らされた感じでした。特に外国人団体観光客の多さには驚きます。今は春休み中で県外からの旅行客もどっと押し寄せているそうで、タクシー乗り場には長い列が出来ていました。
年度末の会計監査にて
さて午後からは会計監査が行われ、福井市より片岡経営会計事務所の職員の方が来寺され和尚も加わり年度末会計の監査と税務申告書類の説明を受けました。片岡経営会計事務所とは約半世紀に渡っての御法縁を頂いていますが、そもそも会長の片岡正明氏と和尚との仏縁が始まりで、(株)TKC創設者、故・飯塚毅氏が経営理念として会計業務に「自利利他」の仏教の精神と禅を深く信奉し、坐禅の実践を通して全国に現在約1万人を超える会員数を保持している会計専門の企業となっています。飯塚会長が御存命のとき大安禅寺に来寺下さり、愈好亭で片岡会長を交えて親しく歓談した時のことを思い出します。
さて年度末会計監査も無事終え、まもなく4月卯月を迎えようとしています。「日々是新たなり」で気持ちを一新しリフレッシュして頑張って参りましょう!友峰和尚より
第3875話
すっきりと良く晴れ渡った爽やかな一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか! 気候が好いと心も軽やかになり元気が湧いてきます。朝一番に出入りの業者さんが一冬お世話になった玄関入口の雪除け三角屋根の取り外し作業に来て下さり、片付けが済んだ後はスッキリしていっぺんに春がやって来た感じがしました。玄関が広々として植木達もどことなしか嬉しそうに感じたものでした。
玄関入口 落雪除けの三角屋根を取り外しました
長い冬を越え すっきりとした玄関
本日はふれあいパーク霊苑の新規造成工事と今後の運営についての会議を(株)ココ・プランニング川面専務並びに清野職員を交えて行いましたが、さすがに長時間にわたる難しい会議には頭が上手く働かず「老いては子に従え」との格言を恨めしく感じます。頭が冴え渡ったあんときの自分はいったい何処に行ってしまったのでしょうか?誰しもが老いとともに実感する悩ましい感覚なのかも知れませんね。
(株)ココ・プランニング川面専務ならびにスタッフの清野さんと会議をしました
そう言えば、先般特別番組の中であの名女優・吉永小百合さんが〝長いセリフを覚えるのが難しくなって来た〟と小声で言っていたシーンを思い出します。「脳トレ」は高齢者にとっての必須課題ですが、記憶力が減退するのは自然現象ゆえに成り行きに任せましょう!
「 福海寿山千古の春 」
さて京都在住の我が恩師に現況報告の巻き手紙をしたため送付申し上げました。久しぶりに筆を持つと脳内が活性化する感じがしましたから書道は脳トレに有効なのかも知れません。何事も加齢と共に全ての能力が低下していきますから、日頃から頑張って老化を防ぐ為の努力をして参りましょう!もうじき桜も満開です!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3874話
今朝方は大谷翔平選手の記者会見で目が覚めましたが、会見では通訳としてウイル・アイアトン氏が務め、その冷静な通訳に会見後記者達から称賛のコメントが出されていました。大変心配された記者会見でしたが大谷選手の堂々とした態度でしかもしっかりとした口調で自分の意見をはっきりと述べ、大変好印象で良い記者会見で安心しました。大リーグ野球選手としての今後の活躍を願うばかりです。
ニュースでは能登半島地震の断水などの影響で休業が続いていた石川県・和倉温泉総湯が本日約3ヶ月ぶりに営業を再開したとの報道がなされ、本当に嬉しく感じたものです。北陸応援割が現在福井・石川・富山の3県で実施されていますが、和倉温泉は地震の甚大な被害を受け温泉旅館としてこれまで全国1位の座を守ってきた老舗旅館「加賀屋」は現在も再開のめどが立っていないとの事で、また和倉温泉のほとんどの旅館やホテルが休業状態だそうです。和尚もこれまで何度も訪れた温泉だけに、今日のニュースを我が事のように嬉しく思ったものでした。
あけび
東日本大震災で被災された方々が、この度の能登半島地震の復興について「自分の経験から今後約10年以上は復興に時間が掛かると思うと本当に被災者の皆様を気の毒に思います」と意見を述べられており、避難所生活をされている高齢者の健康を心より案じるものです。現在も地元のニュースでは能登半島地震の現況が報道され続けていますが、金沢駅構内はコロナ禍以前の人流が戻り終日大混雑の様相を見せているそうです。県外からの災害復旧ボランティアの方も4月から本格的に活動を開始するらしく、宝勝寺にもボランティアに関する問い合わせが来ている状況です。
4月卯月(うづき)を目前にして本日は休息日としましたが、このところの気候変動で寒暖の差が激しく体調を崩されている方が多いそうで和尚も部屋を暖かくしてゆっくりと身体を養生しました。また「はしか」や「新型コロナ」をはじめ新たな感染者も増加傾向に有るとか、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3873話
本堂裏手の オカメザクラ
今年は全国的に桜の開花が遅れているそうですが、開花を早めに想定し桜祭りのイベントを開催した地域はいまだに蕾のままと言いますから何とも悩ましいお祭りの状況のようです。桜がいったいいつ頃満開になるのかは桜の木本体に聞くしか方法はありません。
「梅は咲いたか桜はまだかい 柳やなよなよ風しだい」と江戸小唄にもあるように、どうやら桜も気まぐれで気候次第といったところでしょうか。寳勝寺本堂裏手の「おかめざくら」が現在八分咲きとなっており満開になるのはあと数日と思われますが、境内や霊苑の枝垂れ桜の開花は4月上旬ごろになるものと今から楽しみにしています。
境内周辺の整備をしました
さてひと冬お世話になった玄関先の雪除け三角屋根もそろそろ片付けたいと思い、本日は収納場所を手伝いの学生さんにも手伝ってもらい整備しました。時間の合間を見ながら境内周辺の後片づけと整備を続けていますが、毎年のことながら境内の木々の新芽が大きく膨らんでいるのを見るのは気持ちがとても和むものです。
イワヤツデの花のつぼみ
この時期は自然の営みをゆっくり直で観察するのもずいぶんとストレス解消になりますから、アウトドアでの作業も楽しいものです。「山花開いて錦に似たり 澗水湛えて藍の如し」で桜が満開になるのももうまもなくです!友峰和尚より
第3872話
アセビ、ゆきやなぎ、沈丁花 / ふれあいパーク霊苑にて
清々しい春分の良い天気に恵まれた日曜日となりました。気温も15℃を超え久しぶりに暖かく穏やかな日和のなか午前午後とも墓前供養が修業され、故人の御徳を偲ぶことが出来ました。
ご親族揃って 開眼並びに年忌の御供養諷経を修業いたしました
本日は大相撲大阪場所の千秋楽ですが今回は波乱の場所となっており、優勝力士となるのはいずれも幕内に昇進したばかりの両力士でまだ髷(まげ)が結えない状態の二人で前代未聞の場所となっているようです。石川県津幡市出身の大の里が優勝するかも知れないというので地元では大変な盛り上がりを見せた大阪場所でした。パリオリンピックを目前にして多くのスポーツアスリート達が出場切符を手にするための熾烈な闘いが連日続いており、観戦する者にとっても手に汗握る声援となっています。
利休梅
周知の如く大谷翔平選手の選手生命に関わる通訳・水原一平氏の事件を鑑みるに、「好事魔多し」の格言をそのまま垣間見るような突然の出来事に驚くばかりです。世の中一寸先は闇とは言え、大谷翔平選手のいちファンとして無事に解決する事を祈るばかりです。「好事も無きに如かず」で、一喜一憂せずに穏やかに日々を無事に過ごすことの大切さとその難しさを思う今日この頃です。
「一難去ってまた一難」と世の中油断は大敵です。和尚の座右の銘でも有ります「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」の通り、まずはお掃除から出発致しましょう!!感謝の心の中にこそ安心(あんじん)あり!頑張ってお掃除いたしましょう!!友峰和尚より
第3871話
曇り空ながら気温もちょうど良い比較的に過ごしやすい土曜日の朝を迎えましたが、皆様にはお健やかにお過ごしのことと思います。3月も残り少なくなり桜もここに来て少しずつ開花をはじめ、例年よりは少し遅れているものの満開になるのもそう遠くは無いようです。
犀川沿いの桜並木をはじめ兼六公園や金沢城内の桜は大変有名で毎年多くのお花見客で賑わいを見せます。今日あたりから観光客も増加傾向にあり愈々本格的な観光シーズンを迎える観光都市金沢ですが、ニュースでは北陸新幹線延伸効果で福井駅周辺は県外からの観光客で賑わい想定以上の状況となっているとの事。本当に嬉しいかぎりですね。福井と言えば「恐竜!」だそうですが、恐竜がシンボルとなって福井県内外そして海外から多くの観光旅行客が引き寄せられるなら実に有難い事です。
福井駅構内の至る所に恐竜のモニュメントや看板が見受けられますが、福井県の名産品を代表する繊維を使ってのファッションドレスなど「おしゃれ福井」をアピールする機会でもあるかと思います。兎にも角にも福井駅周辺に人流が戻って来た事は大歓迎ですね。
福井より来寺くださった 長谷川様御姉妹とともに
さて和尚は黙々と法務遂行に専念していますが、本日は福井より知人が御来寺くださりしばし歓談しました。また午前中には寳勝寺お檀家 北條家の年忌法要に出向きましたが、やはり「坊主はお経」でお経を通して今から約2500年前のお釈迦様との御法縁を今に結んでいく事の大切さを思います。心の安らぎは祖霊供養に有り!!父母の恩、祖先の恩に感謝し「報恩菩提」の道を歩んで参りたく思うものです。友峰和尚より
第3870話
気持ちの良い天気となり、寺町界隈寺院の早咲きの桜が咲き始めています。寳勝寺から5分ほどの六斗の広見のソメイヨシノは大きな蕾が無数に膨らみ、明日にでも開花する気配を見せています。日中気温は7℃とそれほど高くはありませんが、天気予報では週明けからいっきに上昇すると出ていました。やはりこの季節は桜の開花が待ち遠しく日々楽しみにしています。
午前中に一宮市より、日頃から御法縁を頂いている奥村様がお孫さんと来寺くださり久しく歓談致しました。ご主人が今年の1月にご逝去されたとの報告をうけご冥福をお祈り申し上げました。亡きご主人には生前、手作りの立派な野菜や奥様とともに丹精込めて手作りされた切干大根などを毎年頂き、本当に美味しく頂きました。切干大根は大安禅寺での企業新入社員坐禅研修会の時など研修生の昼食に出したところ大変好評でした。
愛知県一宮市より来寺くださった 奥村様 と お孫さんです
懇親後は有名観光地・ひがし茶屋街まで車でお送りしましたが、明日は金沢市内観光をされるとのことでお孫さんと御一緒での金沢初めての旅行で大変楽しそうに思えました。久しぶりにひがし茶屋街通りに車を止めましたが、相変わらずの観光客の多さに驚きました!北陸新幹線が福井県敦賀駅まで延伸開業となっていますが、5月の連休にはおそくコロナ禍以前の状態に復帰するような勢いを感じたものです。能登半島地震支援のためにも北陸3県の経済活性化効果を期待したいと願うものです。
少しずつ咲き始めた 寳勝寺のオカメザクラ
さて彼岸会を無事に円成し、しばらくはゆっくり寛ぐ時間も必要かと思います。「桜花無尽蔵」の禅語のごとく、心もまた無尽蔵に安らかであることを願う今日この頃です。友峰和尚より
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