3月, 2023年

第3493話

2023-03-11

金沢城内の新ウォーキングコース

 

ワールドベースボールクラシック一次リーグ試合のテレビ観戦視聴率がなんと41パーセントに達しその注目度と人気の高さを示していますがそれもそのはずで、スター選手が目白押しで観戦する方にも力が入るというものです。試合の中で特に話題に挙げられているのがデッドボールで、「なぜピッチャーがバッターに謝らないのか!?」という質問でした。

 

 

アメリカ大リーグでは謝らないのが基本的ルールだそうで、その理由は「ピッチャーが故意にボールを当てにいったのではない」ということらしく、過去にはピッチャーが謝ったことで双方のチームが大乱闘になったこともあるそうです。なんとも悩ましい事実ですが、コメント欄では以前大谷翔平が投手として出場し相手にデッドボールを与えてしまった際、その場ではすぐには謝らずピッチを降りた時にそっと相手選手に近寄り「ソーリー」と言ったそうで、大谷選手の紳士的態度が話題になったそうです。スポーツには多くの競技が有りますが、故意か故意で無かったかを判断するのは本人のみぞ知る世界なのかも知れませんね。

 

今日も頑張って 金沢城内をウォーキングしましょう

 

さて大盛り上がりのWBC一次リーグ戦ですが、今後の日本の試合も眼を離せない力の入る応援の日々が続きそうな気配となっているようです。頑張れ日本!!侍ジャパン!!

 

 

第3492話

2023-03-10

大安禅寺 庫裡玄関にて

 

今年は例年に比べてスギ花粉が多く飛来しているようで、スギ花粉症の方も増加しているとか。それに加えて黄砂とPM2.5も無視できず、いわゆる三重苦の状況となっているようです。

 

和尚が得度式を挙げた記念の「誓詞の松」

 

外にしばらく居るだけで目がチカチカ、ゴロゴロしはじめ、喉が痛くなり併せて咳込む始末でまだまだマスクが外せません! 車のフロントガラスなどは一晩で真っ黄色になるくらいですから、いかにスギ花粉が多く飛来しているかを実感します。またこのところ天気が良いので部屋の窓を開け空気の入れ替えをしたいのですが、今の状況では窓は開けない方が良策のようです。

 

 

現在自坊の大安禅寺では諸堂修理工事が進められていますが、第2期工事の庫裡の解体修復工事を前にその周辺整備が行われており、和尚が得度式を挙げた1959年(昭和34年)9月27日に記念植樹した「誓詞の松」を移転する様子が副住職より動画と写真で送信されてきました。

 

庫裡解体修復工事着工を目前に 移植されました

 

 

1959年(昭和34年)9月27日 和尚 得度式

得度式にて 「誓詞の松」

 

あれから64年が経過し誓詞の松もずいぶん大きくなり、移転は難しいと考え伐採するように指示しましたが、副住職の判断でこの度大安禅寺入り口の広場に移転したとの報告でした。動画を見て本当に涙が出るほど有難く思いました。上手く根が付くか付かないかは心配ですが、今後も大きく成長してくれることを祈りました。

 

境内入口の広場に 移植されました

 

「ありがたや 師の恩おもう 如意の跡」という道歌が有りますが、いつの時代も師を想う報恩謝徳の気持ちは言葉にならないものがあります。「松樹千年の翠(みどり)」の禅語の如く、いつまでも弥栄であることを願う今日この頃です。友峰和尚より

第3491話

2023-03-09

寳勝寺玄関にて / 屋根雪除けの三角屋根を取り外しました

 

本当に暖かい穏やかな一日となりました! 早咲きの桜の話題が次々に全国から届いていますが、金沢犀川の桜並木はまだまだ固い蕾の中にあるようです。3月に入って寺カフェを開業していますが、観光客の姿も少しずつ増えて来ているように思います。ひと冬の間、玄関入口に設置されていた屋根雪除けの三角屋根を撤去するといっきに春の到来を感じさせてくれました。ふれあいパーク霊苑内では色とりどりの春の花の植樹が始まっており、穏やかな日差しに照らし出され神々しさを感じます。

 

三角屋根が無くなり すっきりとした玄関

 

今年の法話のテーマは「一華五葉を開く(いっけごようをひらく)」ですが、その言葉の如くに寳勝寺境内一帯は次々に季節の花を開花させ、現在は紅梅の花が見事で今が見頃となっています。

 

ふれあいパーク霊苑 / 庭師さん達が春の花を植えています

 

 

 

 

観光客で賑わう 兼六園にて

 

このところ毎日ウオーキングに出掛け兼六園の梅林を通るルートを歩いていますが、珍しい梅の花が咲き競う公園内では多くの観光客がインスタ映えする記念写真を撮っていました。

 

多くの珍しい梅が咲き競う 美しい梅林

 

 

 

霞ケ池

 

 

隅々まで行き届いた 園内の景色

 

やはり春は花が一番のようで、春風を受けながら花を愛でる多くの観光客の笑顔ほど美しく感じるものは有りません。人生心の花を咲かせましょう!笑顔大好きです!のキャッチフレーズに相応しい好時節! 大いに笑顔の花を開花させたい、お花のシーズンを迎えているようです。友峰和尚より

 

 

第3490話

2023-03-08

境内の白梅 いっせいに開花しました

 

起床時の室外温度が15℃でその後みるみる上昇して20℃を超える暑さとなり、いつものように冬着をしていると汗ばんでしまいます。ここ数日間は良いお天気が続き、外掃除には絶好の気候でさっそく裏庭の雪囲い外しとお庭の掃除に入りました。

 

寳勝寺中庭の 雪囲いを片付けました

 

禅宗では作業のことを「作務(さむ)」と言いその際に着るものを作務衣(さむえ)と言いますが、最近では陶芸家や芸術家など色々な方が着用するようになって来ました。この「作務(さむ)」の言葉は中国唐代の禅僧・百丈懐海禅師の言葉「一日作(な)さざれば 一日食らわず」に端を発し、その意味は「食えなんだら食うな」とか「働かざる者食うべからず」とは意味が異なり“禅僧の日課としての労働は全て己事究明(こじきゅうめい)が目的であり、食べることの為の労働ではない!”との百丈禅師の戒めの言葉でも有り、この「作(な)す」は心を働かせ真理を追究する事を意味しています。禅僧に於ける日々の掃除や読経、坐禅なども同じく、一日何もせず心も働かさない時は食するに能わずという厳しい言葉でもあるかと思います。

 

 

 

枯れ枝や落葉を掃除し 綺麗になった中庭

 

さて雪囲いを片付け、お庭もすっかり元通りに綺麗になりました! 大安禅寺では妻を始めスタッフ皆さんの手によって薔薇園の整備が開始されたとの報告を受け、愈々春本番を迎えにわかに花の季節を迎えようとしています。「一日作さざれば 一日食らわず」の言葉通り、外作務(そとざむ)は本当に気分爽快!文句なし!お掃除最高! 「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」 元気いっぱい頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

第3489話

2023-03-07

北陸病院 (金沢市泉が丘)

 

今日は2ヶ月検診日、早めに起床して準備をしましたが爽やかなお天気となり気分は最高! 気温も10℃と過ごしやすく、さっそく身支度を整えて病院に出向きました。

 

 

昨年9月の入院以来、主治医先生からの指示に従い食事制限と軽めの運動を励行して来た結果、身体全体がスリムになり体重も約13キロ減少し、長年悩まされ続けた腰痛も無くなるという現況です。主治医先生に「ずいぶんと痩せました。」と申し上げたところ「今が正常な体重ですよ?」と指摘され嬉しいやら恥ずかしいやらと思いましたが、自分の身体を鏡に映せばあまりにも痩せ細り顔もどこか貧相に感じて気持ちは複雑至極なれど、つくづく健康の喜びを感じとっています。

 

 

診察後の食事指導では「さらに減量せよ」とのお達し、どれくらいが正常体重ですか?と栄養指導士さんへ問い掛けますと76キロ前後ですとのお返事。今の82キロから更に6キロ減量となればアスリートと同じ体型を想像してしまいますが、無理!無理!と心の中で叫びました。栄養指導士の方は和尚を年齢より若く見たのかも知れないと合点し、指示に従ってマッチョな身体作りを目指し頑張って参りましょう。

 

 

さて血液検査の結果は全ての値が正常値となり、薬も不要とのことで今後は経過観察となり次回検診日は5月に予約して病院を後にしました。無事に診察を終えたものの、6月には再度の大腸ポリープ切除手術が予定されおりまだまだ健康管理に気をつけて参りたく思います。何もかもが神仏のご加護と皆様の温かいご支援あっての今日の和尚です。心から感謝御礼申し上げます。友峰和尚より

第3488話

2023-03-06

一円相 「 魂 」 /  2019年3月

 

〈 二極化が進む世界の政治 〉とか〈 二極化が加速する我が国の格差拡大 〉とか最近「二極化」という言葉をニュースや新聞でよく見聞きしますが、確かに地球全体の気象状況に於いても温暖化と寒冷化の二極化が論じられ、とにかく「分断」というキーワードを以て色々な事象が社会問題化されているようです。「清濁併せ呑む」「和を以て貴しとなす」「中道」などの仏教の教えが今いちど見直され、和合専一な社会の方向性を願って止まないものです。

 

 

ここ数年間続いているコロナ禍も人々の心の分断の一つの要因ともなっているように思います。卑山霊苑には毎日多くの御家族が花や線香を携えて墓前参りに来られていますが、立ち上る多数の線香の煙が空中で集合されやがて真っ青な大空に溶け込んでいく様子には慰霊と感謝の気持が伝わって来るようです。

 

集合墓「 宙(そら) 」にお供えされた花々

 

“雨あられ 雪や氷と隔つれど 融ければ同じ 谷川の水”という道歌が有り、禅語では「放下着(ほうげじゃく)」という厳しい言葉があるように、分断という言葉に惑わされることなく可能なかぎり自己を忍じて「和合」の日々を過ごして参りたいと願う今日この頃です。さて本日も御来寺くださったお客様との楽しい歓談の席となりました。「アハハ、オホホ、ウフフ」と笑顔での会話が続きました。笑う門には福来る!怒る門にはホスピタル!涙の門には縁来る!(仏縁)。南無観世音菩薩 友峰和尚より

 

 

第3487話

2023-03-05

荒木芳栄さんの作品

 

このところ穏やかな良いお天気が続いていますが、皆様には恙なくお過ごしの事と思います。春休みシーズンに入り学生の姿が多く見受けられる一方、金沢駅構内には大学の入学を控えた県外からの親子連れと思われる姿も増え賑わいを見せています。

 

 

 

卑山寺カフェも3月より全面開業していますが、観光客の出足は4月後半の大型連休を見込んでかまだまだコロナ禍以前のようには戻っておらず、静かな状況が続いています。

 

 

本日は一時帰国されているフランス・アンジー在住の荒木芳栄さんが来寺され、約4年ぶりの来寺となり職員と共にゆっくり歓談しましたが、2019年4月に開催されたフランス・サンリスでの「アートサクレ芸術祭」に野口翆智先生始め御社中皆様と一緒に参加して以来の御目文字で当時を懐かしく回顧しながらの歓談の席となりました。

 

ふれあいパーク霊苑を視察されているところ

奥の院のしだれ紅梅

 

和尚も80歳になるまでにもういちど訪欧し墨蹟展を開催したいと思っており、次回はドイツでの「墨蹟禅画展」開催を願っていますが、おそらく人生最後のチャレンジともなるため、先ずは体力強化を図っているところです。

 

 


ドイツに行きたいと願ってはいるものの今や世界はカオス状態にあり未来は不透明ながら、夢や希望や志のモチベーションは更に向上させていきたいとファイトを燃やしている昨今です。皆様!和尚の応援何卒宜しくお願い申し上げます。友峰和尚より

 

 

第3486話

2023-03-04

寳勝寺境内にて / 白梅のつぼみ

 

「梅は咲いたか桜はまだかいな・・」という江戸端唄(はうた)がありますが、兼六園内の梅林には幾種類もの梅の花が咲き始めています。聞くところによれば北海道では梅の花と桜の花は同時に咲くとか。狭い日本ながらやはり南と北とではずいぶんと開花の時期がまちまちであることに驚くものです。

 

ふれあいパーク霊苑にて 年忌の墓前御供養諷経をいたしました 

 

気候が良いと俄然外出したくなるものですが、この時期は特にウオーキングにはちょうど良い気温で、それほど汗をかくこともなく気持ちよく歩けます。最近よく聞く言葉に「有酸素運動」があり、健康維持に欠かせないのが日々の運動で、現代人は運動不足から来る体調不良が増大しているとの事。高齢者のみならず若年層にも運動不足が指摘されている昨今だけに、日頃から身体を動かし「有酸素運動」に心掛けて参りましょう!

 

 

夕方からのウォーキング / 国立工芸館

 

最近和尚も積極的にウオーキングに出掛け、昨日も夕刻より約8キロのコースを歩きました。足の筋肉は第二の心臓と言われるだけに、和尚にとっては欠かせない日課になりつつ有ります。

 

石川県立博物館

 

以前、大安禅寺で過ごしていた頃の掃除の日々はまさに「有酸素運動」そのものの生活リズムだったことを思い知る今日この頃です。健康の源は有酸素運動に有り!!ハイ!ハイ!肺が最も大切です!ハイ!! 友峰和尚より

 

第3485話

2023-03-03

今日は桃の節句、子供達の健やかな成長と健康を祈念したいと思います。和尚の子供の頃を思い出しますが、母が手作りでアラレ菓子を作ってくれました。昭和20年代は終戦後まもなく食材も乏しかった時代、当然砂糖などは特に貴重でしたから、砂糖醤油で煎ったアラレ菓子は子供にとってこの上なく嬉しく思ったものです。また甘酒も白米を焚いて生麹を使っての自家製で、子供心にとても美味しかったことを思いだします。

 

今年最終の 干支色紙描きをしました

 

思い出すのは食べ物のことばかりかと言えばそうでは有りません。両親の子供達への深い愛情を加齢と共に感じ取っているのです。当時は当たり前に思っていたことが、今思えば決して当たり前では無かったことへの両親への感謝の気持ちでも有ります。

 

寺カフェお手伝いの大学生・野中くんのご両親が来寺くださいました

 

「三つ子の魂百まで」と昔から言いますが、三つ子どころか成長する過程において幾つになっても両親から受けてきた愛情は自分の大きな精神的支えになっています。75歳になった今でも黄泉の国から両親の温かいメッセージを感じ取る毎日です。さて気温も上がりずいぶんと過ごしやすくなって来ましたがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

第3484話

2023-03-02

本堂西側 裏庭の塀 / アケビ移植の準備

 

今年の秋口に工事が予定されている本堂西側裏手の庭の整備ですが、現在多くの珍しい植物が仮植えされており、工事施工の前に草木の移植作業を始めました。作庭される場所はふれあいパーク霊苑に隣接し、今後参詣された方が直接カフェを利用できるようなスペースを作りたいと思っています。

 

昨年春のようす / 移植の為 芽が出る前に剪定しました

昨年10月 たくさんの実をつけました

 

卑山の境内には約100種類以上の草木が植えられており、なかには余り目立たない珍しい茶花もあるため、それらの花を庭に移植しカフェ利用のお客様に愛でて頂ければ幸いに思います。もちろん本堂奥の書院からも従来の踏み石を使って庭へ降りれるようにします。寳勝寺の再興工事も今回が最後となり、完成すればしばらくは修理工事の必要もなくなり一安心といったところです。

 

裏庭にある 踏石

 

和尚が描いた 庭の完成予想図

咲き始めた ウグイスカグラ

 

 

 

 

和尚親戚の浮田氏 と その御友人です

 

さて本日は福井市より、和尚の親戚でもある浮田氏とその御友人ならびに金沢で御縁を頂いた舟橋さんが来寺され一緒に歓談しましたが、突然の来訪で驚きました。最近では何年ぶりかに知人や友人に会うことが多くなって来たように感じます。このことも和尚がずいぶん歳をとったからなのでしょうか? 福井を離れて約11年目、どうやら福井が恋しくなって来たのかも知れません。

 

舟橋さんが来寺され 皆様と歓談いたしました

 

10年ひと昔から今では5年ひと昔に感じる今日、久しぶりに会う方々が元気に活躍していることを自分の事のように嬉しく思います。本日は御来寺くださり本当に有難うございました。心から感謝申し上げます。友峰和尚より

 

 

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