4月, 2016年

ゴールデンウィークの寺カフェです。

2016-04-30

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4月30日、ゴールデンウィークの寺カフェです。山門入口の通路が広くなり、仮舗装中ではありますが門構えの雰囲気も広々とワイドになりました。

DSC08301 (500x328)たなびく仏旗と鯉のぼりの下には、もともとのお庭から移動した鉢植えを持ってきました。春の花がいっぱいです。

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お寺のなかも、設えを少し変更しました。皆様がよりゆっくりとお過ごしいただけるように、席あたりの人数を減らし、席数を増やしています。ゴールデンウィーク期間中のみの特別仕様です。

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いつもは大テーブルの応接室、ただいま、こんな風になっています。

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応接室から見える中庭。小雨が降って緑葉が一段と光っています。

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立浪草、擬宝珠の葉、えびね蘭など

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鉢植えしたオダマキが咲きました!

寺カフェをご利用いただきました皆様、お参りにお立ち寄りくださいました皆様、誠に有難うございました。「心が安らぐ、本当に落ち着く」との御感想を頂き、連休中の忙しさも吹き飛ぶ喜びを感じています。ゴールデンウィーク中、金沢へお越しの方は是非いちどご来寺下さいませ。心よりお待ち申し上げております。

第986話

2016-04-30

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福井市大宮の仲谷様宅を会場に今、「人形庵~創る・遊ぶ・仲谷満子教室~」展が5月5日まで開催されています。この展示会に、卑山が長くご厚誼を頂いている加賀容子様も自作の人形を多く出展しておられ、昨日家内と共に鑑賞させて頂きました。今回は先生を始め5名のお弟子さんが出品されていましたが、どの作品も素晴らしい出来栄えで見事なものでした。加賀様の御宅にお参りに行きますと、御仏壇の間にいつも自作の人形が飾ってあり、今にもおしゃべりを始めそうな可愛い人形ばかりですが、この度の加賀様の展示作品の中には人形の他にも数々の手の込んだちりめん細工の日用作品も展示され、あまりの細やかな出来栄えに驚いたものです。

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仲谷先生、加賀さまとともに

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会場のようす

人それぞれに色々な趣味を持っておられると思いますが、加賀様の作品はもはや趣味の域を超えた芸術的作品ばかりでとても感心いたしました。最近では子供の遊びも随分と様変わりしてきていますが、昔は女子にとって「お人形遊び」が主流でした。時代と共に何もかもが変化して行く中で、いつまでも伝統的人形作りが伝承されることを願うものです。しばし加賀様のお人形を鑑賞ください。

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人とのご縁とは真に不思議なもので、今回の作品展では寳勝寺のお手伝いを頂いている高倉様の手編み作品も仲谷先生の作品にコラボしていました。

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高倉様の手編みのお洋服を着た 仲谷先生の作品

世の中が色々なご縁でつながっている事を改めて実感した「人形庵展」でした。加賀様との作品制作過程の色々な語らいと共に素晴らしい時間を過ごせたことに感謝申し上げます。「手作りの 人形笑みし 皐月入る」溪仙

第985話

2016-04-29

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大安禅寺 愈好亭にて

朝方からぐんと冷え込んで寒い一日となりました。ニュースでは北海道は大雪になるとか。一体全体、このところの気象変動には驚きます。大安禅寺では午前10時半より「御像祭」(開基様の法要)が厳粛に営まれました。毎年恒例の年中行事ながら「報恩菩提」の重要な法要となっています。

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一年に一度だけ、開基堂に祀られている旧福井藩第四代藩主・松平光通公の霊廟を開扉してのお祭りですが、例年より冷え込みの厳しい中での法要となりました。法要終了後には「松雲の間」で斎坐(昼食)の席が設けられましたが、卑山竹藪で採れた筍尽くしの精進料理が振舞われました。家内の心のこもった精進料理をフルコースで賞味しましたが、どれも大変美味しく頂きました。卑山に伝わる朱膳朱椀を使用しての美しく盛り付けされたお料理に和尚も久しぶりに皆様と共にゆっくりと味わうことが出来ました。

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それにしましても、いつの間にか寺院も世代交代が進んでいます。本日出頭された各寺院の僧侶の若き姿に感動したものでした。四百年近い歴史を有する卑山も、今日まで何代にも渡り世代交代を繰り返しながら連綿として行事が受け継がれてきたことを感慨深く感じ取った一日でも有りました。「報恩菩提」、この言葉が如何に大切な言葉かを強く思うこの頃です。「報恩の 香たきしめし 初夏の堂」溪仙

第984話

2016-04-28

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すずらんが咲き始めました。

いよいよ明日から大型連休を迎えようとしていますが、卑山では寺カフェ利用のお客様の為に出来る限りゆっくりと寺内の「御利益空間」を味わって頂こうと部屋の設えを替えました。お寺の良さは何といっても歴史的建造物だと思います。約400年に渡る悠久の歴史を有する寳勝寺は将に創建当初そのままの状態を今日まで伝えて来ている建物の為、堂内にはゆったりとした時間が感じられます。

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特に、本堂正面には十一面観世音菩薩がお祀りされていますが、参拝者のお香を焚く匂いが堂内に漂い法悦を感じさせてくれますから最高の場所となります。若い人達の人気の場所でも有り、最近では珍しく座布団の席となっています。近年では寺離れが問題となって来ているだけに、お寺の活用に工夫を加えながら多くの人との出会いを作って行きたいと念じています。

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今回の工事で山門前の一般車両並びに拝観者の為の進入路も広くなり、此れまで何かと事故が心配されましたがその事も解消され安心しました。少しずつ乍ら寺町伝統的建造物群の一つで有る「寳勝寺」に、多くの方々が関心を持ってもらえる事を大変嬉しく思っています。今日も地元テレビ局HAB北陸朝日放送の「2時はドキドキ」の番組に出演させて頂きました。石川県内の多くの市民の方々にも是非この連休中に来て頂きたいと願っています。和尚のキャッチフレーズでも有る「出会い ふれあい 和み合い」の時間をお過ごしください。友峰和尚より

第983話

2016-04-27

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寳勝寺 中庭に咲く白すみれ

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四月もあと3日間を残すのみとなりました。この月は小の月で1日少ないわけで、尚更早く過ぎて行く感じが有ります。本日は「寳勝寺ふれあいパーク霊苑改葬工事」の会議に終始しましたが、門前の工事がすでに始まっている為、次第に緊張感が増しています。今回の霊苑改葬工事計画は東京の㈱ココ・プランニング主導で進められていますが、御社のホームページでも紹介されていますので是非ご覧頂ければと思います。
DSC08279 (500x287)まもなく五月を迎えますが、本工事に入るのは六月頃を予定しており、今後益々多忙を極めそうな雰囲気となってきました。自坊の大安禅寺では六月、恒例の「花菖蒲祭」が開催される為に、寳勝寺の工事と相まって和尚も健康管理が今一番求められているようです。

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式台玄関前のモッコウバラ

3年間に渡る年月をかけての寳勝寺ふれあいパーク霊苑改葬工事計画でしたが、ここに来て漸く形となって見え始めたようです。新緑の美しい初夏を迎え、気持ちも青葉若葉の如く一新したいと願った一日となりました。愈々ゴールデンウイークが近づいてきました。どうぞ金沢にお越しの際は卑山にお立ち寄りください。友峰和尚より

第982話

2016-04-26

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寳勝寺 式台玄関にて

「海晏河清(かいあんかせい)」、、この言葉がぴったりの何処までも穏やかで清々しい一日となりました。給油所に立ち寄ればスタッフの方が「和尚! 今日は気持ちいいですね!」って元気な声をかけてくれました。天気と元気は一体のようです。昨日は終日会議でしたが、今日はドライブを兼ねての移動日となりました。寳勝寺では霊苑改葬工事前の下準備の為、山門前の車両導入路工事が順調に進められていましたが、これから本格的な工事が開始されようとしています。

DSC08276 (500x375)山門前の石垣工事のようす

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寳勝寺 会計監査のようす

寺カフェはお休み日でしたが、寺内では片岡経営会計事務所の職員さんによって会計監査が行われていました。昨日は大安禅寺で滋賀北陸教区の会計監査が行われ、今日は寳勝寺の会計監査と、この時期は一年の仕事ぶりが数字となって表れて来る大切な季節でも有ります。我々は日々お経を唱えますが、この「経」の一字こそがキーワードで「命」とも訳せます。「経理」となれば尚更の事ですから、正確な会計処理が全ての発展につながって行くと思います。さて、間もなく大型連休を迎える為に今のうちに大いに鋭気を養っておきたいものです。何事も「備えあれば患いなし」ですね。友峰和尚より

第981話

2016-04-25

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早朝より中庭の掃除に入りましたが、この時期の苔は実に色鮮やかで掃除にも力が入るというものです。和尚の日々のブログの中でも掃除のシーンが多く取り上げられますが、どうしても掃除の時間が多い為の現象で畢竟「坊主は掃除」に尽きるのかも知れませんね。

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掃除終了後は「滋賀北陸教区公職者会議」のため、午前10時より教区会計監査と午後からの会議に集中しました。教区発展の為に日頃から尽力を頂いている役職者皆さんとの会議ですが、寺院間の情報交換の場としても重要な交流の場ともなっています。

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和尚も教区宗務所長を拝命して四年になりますが、漸く仕事の内容がつかめるようになって来た今日この頃です。大本山妙心寺宗務本所からの指示を教区に伝える大切な役目ですが、役職者皆様の支えを得ながらの法務が続いています。さてさてどこまで続けることが出来るやら、和尚自身も卑山職員の寺務処理の手助けを受けながらの仕事遂行となっています。明日からは再び寶勝寺ふれあいパーク霊苑改葬工事の為に専心して行きたいと気持ちを新たに致しました。友峰和尚より

第980話

2016-04-24

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修行仲間や法縁関係の寺の大きな行事に参加することは住職の大切な法務の一つです。今日は郡上八幡の慈恩寺様の庫裡新築落慶法要と副住職の晋山式に参列したわけですが、この時期これ以上の天気は無いと思われたほど好天気に恵まれた二日間でした。

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行事の様子は写真の如くですが、稚児行列も盛大に行われ慈恩寺住職の御徳の高さを感じ取ったものでした。このような晴れやかな行事は檀信徒皆様にとっても慶賀の極みであっただろうと察した次第です。行事に参列する事は勿論、仲間たちと久しぶりに会えたのも楽しく充実した時間ともなりました。いつもの生活パターンとは全くかけ離れた二日間、しっかり充電できたように思います。和尚にとって今一番大変なのは車の運転で、特に長距離走行は疲れるものですね。一日も早く自動運転システム自動車の登場を願ったものです。それにしても慈恩寺様のお庭は素晴らしいものでした。写真では中々その良さをお伝えできませんが、実によく整ったスキの無い庭園でした。どの寺院にも自慢の枯山水のお庭が有りますが、お庭を鑑賞できる事も楽しみのひとつとなっているようです。

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さて、無事に帰山してみれば、広い広いお庭の掃除が和尚を待ち受けていました。余りにも広範囲に広がる庭だけに、慈恩寺様のお庭とは比較のしようも有りませんが、卑山の庭はどうやら自然そのままの姿が一番合っているように思いました。「稚児行列 声賑わいて 初夏に入る」溪仙

第979話

2016-04-23

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この時期の新緑は見事で、まして深山に至れば尚更目に沁みるほどに美しいものです。今日は、岐阜県郡上市の慈恩寺様にて明日行われる庫裏落慶法要参列のため九頭竜ダムを横目に車を走らせましたが、あまりの絶景に九頭竜湖道の駅で休憩を取りながら新緑の湖を眺めたものでした。今年は雨の日が少ないからか九頭竜湖の水かさも低いようで、これから梅雨時期を迎えて一気に増えることと思います。紅葉の季節の九頭竜ダム風景も素晴らしいですが、この時期、高く連なる山々の新緑も圧巻でした。郡上八幡は8月のお盆に開催される郡上踊りが大変有名ですが、昔ながらの宿場町としての街並みがそのまま保存されていて、まるでタイムスリップするかのような雰囲気を残しています。慈恩寺様は庭園が有名で、この度新築なった書院から眺める枯山水庭と自然石の大岩から流れ落ちる白絲滝には心が和むものです。皆様も郡上八幡に出掛けられた際には是非お参り下さい。深山幽谷の佇まいを見せる峰々は、我々の祖先を思いみる時間を作ってくれます。喧騒の街中を離れ、たまには一人っきりの自分になる事も大切な時間だと思います。それにしても日本全国の人知れない程の奥山にあっても、多くの人が住んでいる事に改めて日本の古事記神話を想った一時でした。「新緑の 奥山深し 寺御堂」渓仙

第978話

2016-04-22

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今日の寺カフェのBGMは琴の演奏で始まりましたが、雨上がりの爽やかな日には琴の音色ほど美しく聞こえるものは有りませんね。最近は外国からのお客様が多いのでBGMも日本的なものを使っています。昨日、寳勝寺山門の正面に設える新しい看板が完成し、ヨシダ宣伝㈱勤務の須貝さんが持って来てくれました。寺カフェのトレードマークを波兎にしようという事でとてもおしゃれな仕上がりとなっています。

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当地区は伝建地区でも有るので、看板等には気を使っています。ゆくゆくはもっと小さな形で、参詣者の方々に一見して分かるような看板を作ってみたいと思っています。

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大型連休を目前にしてか寺町界隈は静かな雰囲気で、観光客の方々も何処かのんびりと歩いているように思えたものでした。昨年の連休は北陸新幹線開業も手伝って多くの旅行者の方が寺町に流れ、大変な賑わいを見せたのものでした。今年に入ってからも金沢人気は衰えを見せない為、来たる大型連休に備え卑山でも受け入れの為の色々な工夫を始めています。また、和尚も出来うる限り観光客との交流に努めたいと願っているところです。「寳勝寺ふれあいパーク霊苑改葬工事」に向けての業者さんの出入りも次第に多くなり、初夏の到来と共に気ぜわしくなって来た今日この頃です。皆様に於かれましてもどうか御心お健やかにお過ごしください。「初夏を呼ぶ 琴の音いとし カフェの寺」溪仙

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