和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第4438話 】
2025年 10月 11日 談
今年はコメ騒動で揺れた一年とも言えますが、ようやく新米が市場に出回り価格はそれほど変わらないものの今後は少しずつ安くなっていくものと思われます。政府の発表では今年は豊作で今後米不足は起こらないとの事ですが、生産者と消費者それぞれの思いが交錯する悩ましい状況が続いているようです。
イトススキの穂
父親(先代實道和尚)も住職の法務と並行して長年稲作に従事し寺の棚田を苦労しながら耕作して来ただけに、米の有難さを和尚も十分承知しています。そのような貴重な新米を卑山総代様や檀信徒の方々から御奉納頂き心から感謝しております。いつもご厚誼を頂いている御方からは新米とともにお手紙が同封されており、とてもユニークな文章なのでちょっとご紹介します。本当に有難いことで、最後の一言が深く心に沁みました。
さて三連休という事で、本日はお手伝いくださる学生さん達にと久しぶりに「おでん」を作ってみましたがとても美味しく出来たようです。「おでん」の良い匂いが本堂まで漂い、その匂いの中に季節の移り変わりを感じたものでした。
和尚が作りました おでん
そうそう、お手紙を頂いた御方はまもなく80歳の傘寿をお迎えになるとの事。“古米にあらず新米です”と申されるはまだまだ自分の人生は此れからだという事なのですね。どんまいどんまい! 友峰和尚より
萬松山 大安禅寺「ふるさと納税型クラウドファンディング」御支援のお願い
重要文化財 大安禅寺 令和最大の修理支援皆様のご支援とご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。