Author Archive
第2395話
霊苑新区画にて バラの植栽が行われています
このところ良いお天気が続いているおかげで卑山ふれあいパーク霊苑第2期工事も順調に進み、現在最終段階に入り、芝生を始めバラなどの植栽が職人さんの手によって行われています。まもなく新区画が販売となりますが、和風式庭園と洋風のガーデン形式を取り入れ、四季折々の草花が咲く心休まる霊苑となっています。
ひと株ひと株、職人さんによって丁寧に植えられています
今年で3年目を迎える「宝勝寺ふれあいパーク霊苑」、植栽された薔薇の木もしっかり根を張り、今年の5月には見事な花を咲かせてくれるものと楽しみにしています。
新しい折込広告が完成しました
朝方、霊苑内をお参りを兼ねて一周しますが、多くの草花や木々からは仄かに春の匂いを届けてくれています。これからは花の季節、境内のたくさんの珍しい草木も新芽を吹き出し始めました。春のお花と共に故人の御霊を偲びたいと思います。友峰和尚より
宝勝寺の桜
2015年3月 の 宝勝寺式台玄関のようす
今年の冬は雪がほとんど降らず、桜も例年よりずいぶん早い開花を迎えそうです。宝勝寺の桜は、以前は式台玄関前庭の1本でしたが、現在は境内に3本、霊苑に1本、合計4本の樹が育っています。
境内整備に伴い、現在は本堂前庭から中庭に移植されているおかめ桜です。5年前と比べてもずいぶん大きくなり、今年も沢山のつぼみをつけています。
咲いた頃の様子 濃いピンク色の花です
この桜の木を移植する際、脇から出ていた若い苗が1本、玄関横の庭に残りました。5年を経て、今年初めてつぼみが付きました。
若い桜が生長中です
今年初めて ちいさな蕾をつけました
4月には庫裡前の枝垂れ桜が咲きます
現在、新型肺炎感染拡大の影響により寺カフェを休止しており、3月の第3週頃より状況を判断しての再開になるかと存じます。一日も早い収束を願うばかりです。
第2394話
「親に似ぬ子は鬼子」ということわざが有りますが、加齢とともに実に納得しています。姿かたちのみならず、言葉遣いや所作に至るまでますます父親に似て来たと実感します。若い頃には「親にだけは似たくない」と威勢を張っていましたが、今では親に似て来たことに誇りさえ感じています。自分の一挙手一投足が父親の在りし日の姿と被ることが多く、懐かしく想うものです。最近では両親への思慕の念が深まるとともに、自省の念に駆られる毎日です。「親孝行したいときには親は無し」とはいつの時代でも通用する不滅のことわざなのかも知れません。
「 心 今日無事 」 大安友峰 書
さて午前中にはお檀家様の中陰法要に出掛けましたが、金沢市内は通行する人も車も極端に少なく、閑散として不気味さを感じるくらいでした。新型肺炎拡散の問題を身近に感じる事象でも有ります。「安閑無事」の心境がどれほど有り難くまたどれほど難しい事であるか、身に染みる今日この頃です。友峰和尚より
第2393話
透き通る青空のもとで
本日はふれあいパーク霊苑墓前供養の一日となりました。実にゆったりとした感じのする日々が続いています。これまでの慌しさが嘘のように時間の余裕さえ感じながらの法務遂行となっていますが、このリズムこそが本来の自分の生活リズムなのかも知れません。
ふと和尚の子供の頃を思い出しますが、まるで時間の過ぎゆく事など関係なく遊びに夢中になっていた時代、現在は新型肺炎感染拡大で学校が休校となっており、終日家の中に有って子供たちがストレスを感じ始めているとか? 無理もありません、昔と違って現代の社会全体は相当早いリズムで進んでいるように思うからです。
きらめく春の花々
新型コロナウイルスの発症も現代社会のカオス状況の中で起きた事象だとも思います。急速に発展し続ける都会と極端に遅れを取る過疎地とのギャップはますます格差を生んでいくようです。 感染防止対策の一番の要は一人一人が自身を守る事に有りますが、同時に家族との意思の疎通を図り、まずは家全体を災難から守るため子供達のストレス解消にも気配りが必要かと思います。核家族化が進む現代において、祖霊の供養を通して「自利利他」の仏教の教えを大切に思う今日この頃です。友峰和尚より
第2392話
午前中 テレビ番組の収録がありました
気温は低めながら天気が良いと外に出て思いっきり身体を動かしたくなるものですが、和尚は相変わらず寺に篭って来客者の応対に当たっています。午前中には地元、テレビ金沢の「まる得デラックス」という番組で広報される「ふれあいパーク霊苑」のパブリシティ収録が行われました。霊苑第2期工事も順調に進んでおり、まもなく新区画が販売される予定となっています。現在「寺カフェ」は感染防止のため休業していますが、今後の状況を見ての開業となりそうです。
㈱ココ・プランニング 中本大資社長とともに
㈱アースグリーン 中野さんと作庭の打ち合わせ
佐藤さんとともに
本日は御来寺下さった方々との打ち合わせや懇談となったものの、話題はやはり新型コロナウイルス感染に関することばかりでした。和尚自身も3月に予定されていた京都・妙心寺宗務本所での「全国宗務所長会議」が中止となり、今後も多くの行事を控えているだけに一刻も早い収束を願うばかりです。さて明日も良いお天気になるとか、寺に篭ってばかりでは健康を害しますから、少しウオーキングに出掛けようと思います。皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛くださいますよう、ご祈念申し上げます。友峰和尚より
姫水仙 テータテートが開き始めました
第2391話
現在進行中の重文大安禅寺修理保存工事勧募浄財に対する奉謝品(記念品)としての和尚の墨蹟額がこの度完成し、卑山御用達・春陽堂斎藤表具店主の斎藤公一さんが持参してくれました。墨書に使用した手漉き和紙は越前和紙で、伝統工芸士・長田和也さんの作品に揮毫しています。ご寄進を頂いた御礼の品として、今後も和装額や茶掛など、和尚の色々な墨蹟禅画を表具していきたいと思っています。
「一華 五葉を開く」
「 和 日々是好日 」
「 福 日々是好日 」
修理工事の為の本堂素屋根掛け工事は今日も着々と行われており、それに合わせて募財の準備も進められています。今後も多くの方々との御法縁を大切にしながら、修理保存工事の為の浄財勧募に全力を挙げて参りたいと願っています。「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」上杉鷹山先生の言葉を肝に銘じて頑張って参りたく思います。友峰和尚より
第2390話
大安禅寺駐車場から 巨大な足場と重機
今年度最初の「重文諸堂修理保存工事修理委員会」が午後4時より開催されるのに合わせ、会議出席のため自坊に戻りました。ちょうど本堂をすっぽりと包み隠す素屋根掛け工事が行われている真っ最中でしたが、実に大きな素屋根で驚きました!工事現場に立つと、いったい何の工事をしているのだろう?と不思議な感覚に襲われます。と言うのも重要文化財の本堂の建物を覆い尽くすほど巨大な足場と素屋根ですから、これから始まろうとしている本格的修復工事の規模がどれほど大きいかを窺い知れるほどです。
建物の上を 縦横無尽に張り巡らされた足場
修理工事に入る前の約1年間を有しての素屋根掛け工事には恐れ入りました。重要文化財の“重要”さを、工事が進むにつれ思い知らされているところです。工事現場は新型肺炎感染拡大の雰囲気など何処にも存在しないかのように、生き生きとした活気に満ち溢れていました。
愈好亭にて 藤田総代様が本堂を撮影されている様子
新命副住職とともに
修理委員会の会議前には久しぶりに藤田通麿責任役員総代様と懇談しましたが、順調に工事が進められている事に感謝した自坊でのひと時でした。友峰和尚より
藤田通麿責任役員総代との懇談にて
第2389話
宝勝寺檀信徒 稲場家の年忌法要を修業致しました
和尚の「生き生き法話」の中で“一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま”をテーマに約40年近く掃除の大切さを説いて来ましたが、新型肺炎感染が世界中に広がる今日に於いて、今いちど掃除の徹底を願って止みません。
稲場様、御奥様と御子息とともに
ひと口に「掃除」と言ってもその意味は深く、「塵一つ無い」無心の心境を指しますが、日常の行為では玄関・台所・風呂場・トイレの4ヶ所の掃除が最も重要で、コロナウイルスを家から排除する為には徹底した掃除を願いたいものです。
墨蹟の落款捺しをしました
「 香風 」 渓仙 書
現在子供達は休校中ですので、積極的にこの4ヶ所のお掃除を親子共々実施して頂ければ細菌の侵入を防ぐことが出来ると思います。まさに「禍を転じて福となす」で、今こそ子供達に日頃からの掃除の大切さを教えるチャンスでも有ります。細菌から子供を守る上でも実行して頂きたいと願っています。
さて「掃除」は別の漢字で「総持」の意味にも通じ“真言”を意味します。「オンコロコロ センダリ マトウギ ソワカ」、いわゆる「陀羅尼」ですが、皆様もこの真言を唱えて頂き諸々の悪病や禍を除去して頂きたいと思います。薬師如来様の真言でも有ります。頑張ってこの呪文を唱えましょう! さて、午前中にはお檀家様の年忌御法要が修業されましたが、先祖の恩・父母の恩に感謝の真を捧げた心穏やかな一日となりました。友峰和尚より
第2388話
白梅 / ふれあいパーク霊苑にて
いつも卑山の年中行事に御加担頂いている寺町・桂岩寺住職の御母堂様が逝去され、本日そのお葬儀に出頭致しました。いつもお優しく笑顔でお話し下さる寺庭様の御姿が思い起こされ、その恩徳を示すが如く本堂には入りきれない程の参列者でいっぱいでした。謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
「 香風 」
午後からは墨蹟に専念しましたが、今日で3日目となり漸く筆を持つ感覚が戻って来たように思ったものです。何事もそうですがやはり日々の鍛錬が必要で、「継続は力なり」の格言が身に染みます。
筆を持つと先端に精神が集中する為、墨蹟を終えた時には全身がどっと疲れます。「書は体を現す」と言うだけに、体力との戦いでも有ります。和尚の書を見ているだけで元気が出て来る! そんな字が書けたら良いですね。明日も更に頑張って書きましょう! 友峰和尚より
「月清し千古の秋」「桜花無尽蔵」「山花開いて錦に似たり」
第2387話
今日から3月! 昔の暦では「弥生(やよい)」と言いますが、新芽の吹き出るさまを表しているのだそうで、3月は「去る」とも言われるように兎に角この時期の月日の過行く速さには驚きます。まだ3月ではなくもう3月?って思うくらい「時人を待たず」です。
沈丁花が咲き始めました
霊苑にて 年忌法要を修業致しました
新型肺炎コロナウイルス感染拡大のニュースが日々人々の不安を増長させていますが、感染を防ぐためにはやはり徹底した自己管理しか方法がないように思います。本日は午前午後とも法務遂行のため外出しましたが、街では車の往来も極端に少なく人影も疎らで、かえって平安にさえ思えたものです。目に見えない細菌との闘いですから出来るだけ外出を少なくし、感染の終焉を願いましょう。
さて、昨日に引き続き墨蹟の制作を続けています。外出がだめなら寺内での仕事も大切です。普段は観光客で賑わいを見せている寺カフェも実に静かな時間が流れていくようです。友峰和尚より