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第2719話

日中気温がいっきに14℃まで上がり早春の空気を感じる一日となりましたが皆様お元気にお過ごしでしょうか? 今日も室内は沢山の色とりどりの花に囲まれ、ほのかな香りが漂い幸せ空間に包まれました! お花っていいですね!

「ハナノナ」で お花の名前を検索中
それにしましても最近では花の種類が実に多いことに驚きます。一輪一輪の花の名前が分かると良いのですが、、と思っていたところ、先日アルバイトの学生さんが和尚の携帯に「ハナノナ」というアプリをインストールしてくれたのを思い出し、さっそく花に携帯をかざしたところ見事に名前を教えてくれました!



ビックリ!人工知能を利用したアプリとのこと、本当に便利な社会になったものですね。千葉工業大学ステアラボ(人工知能・ソフトウエア技術研究センター)が開発したものだそうですので、皆様も是非お試しください。

日進月歩の現代社会ながら和尚は現在もアナログ世界、本日もご依頼のあった色紙描きはすべて手書きです。今後は人工知能を使った書道ロボットが現れるかも知れませんね。人工知能ロボットを使って有名な画家や彫刻家の作品がそっくりに再現されて、どちらが本物か見分けがつかない状況がきっと出てくることと思います。

今日も引き続き 色紙製作に専心しました

さてアナログ世界の和尚ですがやはり人間の持つ神秘的霊力と五感を十分に生かして頑張って参りましょう!人生まだまだこれからです!負けてたまるか!! 友峰和尚より

第2718話

今日25日は初天神の縁日。天神様として信仰される菅原道真公(すがわらのみちざね、845~903)は、誕生日が旧暦の6月25日で命日が旧暦の2月25日である事から毎月25日が縁日となっています。

和尚が京都に在住していた学生時代には、毎年1月25日の初天神には京都市上京区の北野天満宮によくお参りに行き、露店での買い物を楽しんだものでした。京都に並んで福岡県太宰府の太宰府天満宮は全国天満宮の総本社とされています。加賀藩祖 前田利家公も菅原道真公を深く信仰し、家紋に梅鉢紋を使用しています。



孫達からのメッセージカード
本日は和尚の誕生日ですが、菅原道真公の初縁日でもあり、「25」という数字を和尚はラッキーナンバーとしています。多くの方々からお祝いの言葉とお花を頂き御礼の申しようも有りませんが、更なる向上心を持って少しでも皆様のお役に立てるよう精進して参りたく思います。

今日は素敵な花々に包まれ幸せな気持ちの一日を過ごすことが出来ました事に感謝申し上げます。ありがとうございました。友峰和尚より

第2717話

令和3年元旦 大安禅寺枯木堂の御真前にて
大安禅寺の多くの神仏にお供えされた鏡餅、1月20日が鏡開きで無病息災を祈願し家族で善哉にして食べるのですが、今年は寳勝寺に持参しお客様にお出ししました。

寳勝寺檀信徒 北條直敬様とともに

そもそも「善哉(ぜんざい)」の由来ですが諸説あり、10月の「神無月」に対し島根県出雲大社では「神在月(かみありつき)」と称して神前に供えられたお餅を10月31日に「神在餅(じんざいもち)」として小豆と一緒に煮て振舞われたところから、「神在(じんざい)」が転化して「ぜんざい」となったとあります。また「善哉」は仏教用語で、仏が弟子を褒める時に使う言葉で「よきかな」という意味です。あまりにも美味しい食べ物故に、「美味しい」という意味で「善哉」となったと有ります。

いつもお手伝い下さっている高倉様ご夫妻とともに
午前中にはお檀家の北條直敬様、午後からは高倉様ご夫妻そしてふれあいパーク霊苑スタッフの皆様が御誕生日の花束をプレゼントして下さり、和合茶礼をしました。

ふれあいパーク霊苑スタッフの皆様から 誕生祝の花束を頂きました

多事多難な状況の中に有って日々お仕事に従事されている皆様に「善哉!善哉!」 よきかな!よきかな!の感謝の気持ちを込めて、善哉の御利益があることを心より念じています。友峰和尚より

第2716話

朝方の気温も緩み残雪が見る見る融けていくものの、春の到来を期待するにはまだまだ先の話ながら、それでも境内の木々や草木は新芽が吹き始めているようです。土曜日だというのに人影もまばらで、例年の寺町界隈の雰囲気とはずいぶん異なった感じを受けたものです。ウイルス感染拡大のニュースを耳にしながら外出自粛生活が続いています。少林寺お檀家の桑島様が一冊の本を携え来寺下さいましたが、実に禅問答のような興味深い内容で和尚にプレゼントして下さいました。

見出しの通り世界の名門オックスフォード大学とケンブリッジ大学の入試問題で、「考えさせられる入試問題」と有るように、最初の問題が「あなたは自分を利口だと思いますか?」との質問です。この世のすべての事柄に於いて、その価値の是非を問われる現代社会に在っては実に素朴な質問だと思うものですが、ここでの質問は学問の最高峰を目指す受験生に向かって投げかけられています。皆様ならどのように答えられますか?

人間性の本質に迫るこの質問、言い換えれば「人間の知恵はいったい何に使うべきか!」「どう生かされるべきか!」を学問の本分と捉えるところに質問の視点があるように思うものです。この答えは人さまざまだと思いますが、少なからず人類の平和と幸せの為に学問は生かされてほしいと願うばかりです。

少林寺檀信徒 桑島様とともに
「この広い宇宙に星が幾つあるか答えて見よ。」、これも禅問答です。皆様お分かりでしょうか? 「生まれ子の 次第次第に知恵付きて 仏に遠くなるぞ悲しき」南無観世音菩薩 友峰和尚より
第2715話

素敵なバースデーカードを頂きました

ハッピバースデーカードが昨日東京の知人より届きましたが、メッセージがメロディと共に添えられ「たくさんの幸せが届きますように」と有りました。和尚感激しましたよ!

先日、孫の永峰が「じいじもお誕生会するの?」ってお父さんに聞いたそうですから73歳にもなって今更という感じもしますが、それでも嬉しいものです。妻はじめ息子夫婦そして孫達から色々なプレゼントを貰いましたが、孫のプレゼントは今話題のアイドルグループ「ニジュウ」の歌のダンスを披露してくれ、本当に心が和みました。

孫たちが ダンスを披露してくれました


孫たちの戯れ
久しぶりの自坊での団欒でしたが、孫達の動きの一挙手一投足にはなんとも癒されます。22日が母、そして23日が父・先代住職の月命日ですが、それを知ってか知らでか孫達が小さな手を合わせ拝んでいる姿には驚きました。人生100年の到来も真実味を帯びてきましたが、やはり孫達の成長を思うと長生きしたくなるものです。

曾祖父母の仏壇にお参り

さて石川県にお住まいのサンリス会・方山様より、二つ目の御手製「和尚の顔のゴム版ハンコ」をご送付いただきました。本当によく似ているものだと感心するばかりです。色々な通信物に使用していきたいと願っています。

まもなく73回目の誕生日を迎えるわけですが、心から今は亡き両親に感謝の真を捧げたいと思います。せっかく頂いた健康な体ですから、希望として100歳まで人様の幸せを願いつつ大切に使って参りたく思うものです。皆様!ありがとうございます!お陰様です!そしてご苦労様です。友峰和尚より
第2714話

大安禅寺駐車場にて 凍り付いた路面
「大寒(たいかん)」は厳寒期で1年の中で一番寒い時期を言いますが、今年はまさに暦通りとなり、朝方の気温はマイナス5℃で参拝用の車道はパリパリに凍り付き、そろりそろりと慎重に運転しながら境内から山門まで下りました。

昨日は業者の方が駐車場の全面除雪をしましたが、氷山の如くに約4メートル程も積み上げられており、ようやく大雪から解放されアスファルト舗装の黒い表面を見るとどこか安心するものです。

氷山のように 積み上げられた残雪

本日は金沢に入りましたが、小松市周辺はまったく雪もなく羨ましい限りでした。明日からは寳勝寺での法務遂行となり、これまでに依頼されている多くの宿題に腰を据えて取り組んでいきたいと思っています。

寳勝寺玄関にて 雪解けの水たまりに 野鳥が来ています
それにしても高齢者にとって除雪ほど辛い作業は有りません! 時間が経つほど残雪をスコップで割るのは大変な重労働となります。昔は毎日のように多くの方々が雪割する姿を見かけましたが、近年は労働力不足からか各家の前にはまだまだ山のような積雪がそのままの状態です。「少子高齢化社会」の進む現状を残雪の状況からも知る今日この頃です。

さて寳勝寺境内の融雪も順調に進んでいるようで一安心です!春よこい!早く来い! 元気を出して頑張って参りましょう!友峰和尚より
第2713話

大安禅寺 花しょうぶ園の雪景色
素晴らしい快晴のお天気となりました! 氷点下5℃と昨日よりさらに1℃低く部屋の中でも吐く息が白くなるほどで、屋外では雪がカチカチに凍りつき軒下には太いつららが出来ていました。少々寒くても雪が降るよりはましですが、とても外に出て雪かきをする気にはなれません。

藤田通麿総代様です
午前中には藤田通麿総代様が来寺下さり、新年の御挨拶をした後は蕎麦談議となりました。まもなく副住職が蕎麦打ちを勉強するそうで藤田総代様に師範として教示して下さるようお願いしました。

愈好亭にて 藤田総代様とともに



文建協 の 高木裕雄樹氏 とともに
しばらくして文化財建造物保存技術協会主任の高木裕雄樹氏がご挨拶に来られ、副住職とともに新年茶礼をしました。次の豪雪に対応するための修復工事の進め方や完成後の防災に関する融雪装置の設置等についてもお話させて頂きました。

この月の25日が和尚73歳の誕生日ということで、20日以降には金沢での法務も予定されているため、妻を始め息子夫婦が本日夕刻よりお誕生会を開いてくれるとの事で有り難く思うものです。孫の永峰曰く「じいじもお誕生会するの?」。どうやらお誕生会は孫達の特権と思っているようでした。コロナウイルス禍の中、家族の団欒ほど心が癒されるひとときは他に無いようです。感謝!感謝!南無観世音菩薩。友峰和尚より
第2712話
朝方の気温がなんと−4℃と今年一番の冷え込みとなりました。二十四節気の最終節、一年で最も気温の低い時期の「大寒」の暦通りの気温となりましたが、明日はさらに気温が下がるそうです。室内に居ても息が白く、昨晩は何度も目が覚めトイレに行く始末!きっとあまりの寒さに目が覚めたのだと思います。さすがに境内の融雪装置も効果が薄く、期待したほど融けていませんでした。

庫裡玄関の融雪 ようやく車1台が入れるようになりました
午前中には副住職と共に上田総代様宅へ年頭回礼諷経に出向きましたが、道路はパリパリに凍りつきスリップを用心しながらの運転でした。上田家では御長男も加わり御家族で年頭諷経を修業した後、ご主人の手打ち御蕎麦と奥様の心の篭った麹香る甘酒にかぶら寿司などを頂きながら、久しぶりの歓談の席となりました。

上田総代様とともに 蕎麦出汁談義中です

今年の福井市は豪雪に見舞われたため檀信徒年頭回礼も多くが中止となり、コロナウイルス感染防止もあって今後の法務遂行が大変心配されます。リモートでの法務活動を視野に入れながらも、やはり限界を感じるものです。コロナ発症以前には当たり前だった三密生活も、今では誰もが口々に「如何に幸せな状況だったか」と羨む毎日となっています。「しわとしわを合わせて幸せと言う」などと笑い合っていた昔を懐かしく想う今日この頃です。友峰和尚より
第2711話

大安禅寺 境内の雪
檀信徒の年頭回礼諷経のため自坊に戻りましたが、先般の北陸豪雪による残雪のものすごさに驚きました! 境内を一周して被害状況を確認してみるとやはり屋根の痛みが激しく、庫裏の煙突は折れ曲がり、雪囲いも支えが折れ、ガラス窓がギリギリのところで難を逃れていました。 幸いに現在諸堂修理保存工事を担当している松浦建設㈱の現場監督はじめ建設作業員方々が通路や屋根雪の除雪をして下さり、本当に助かっています。

雪囲いの内側 支えの貫が折れました

上から見た様子 ギリギリで持ち堪えました

庫裡中庭の残雪 煙突が崩壊


書院の屋根 雪と共に瓦がずり落ち

建物内での 雨漏り

松浦建設㈱の現場監督と作業員の方
この度の北陸豪雪では、金沢と比較すると福井は約2倍ほどの積雪が有り、大安禅寺周辺でもいまだに除雪されていないエリアが至る所に有ります。年頭諷経から帰寺した後はさっそく次の大雪に備え融雪パイプを移動する作業をしました。

孫から 手作りクッキーをもらいました
さて自坊に戻れば孫達が手作りのクッキーを持って挨拶に来てくれましたが、元気いっぱいの孫達の姿に接するとこれまでの疲れも癒されますね。核家族化が進む現代社会ですが、頼りになるのはいつの時代も若者達のマンパワーのようです。友峰和尚より

第2710話

大安禅寺駐車場 の 雪の山
新型コロナウイルス感染が次第に地方都市にも広がりを見せています。日々ウイルスの収束を願っているのですが、その願いとは反対に感染拡大が続く一番の原因は人々の頻繁な流動にあるようです。期間を限定して経済の流通と人の流動を止め、感染経路の消滅を図るしか手立ては無いように思うものです。

さて昔むかし子供の頃、よく「だるまさんが転んだ」をして遊んだものです。鬼さんが後ろを振り向いた時にちょっとでも動いた者は即アウトで場外に出ますが、動かなければ確実にゴールに向かって前に進んでいけるゲームです。要するに、ルールに従っての動と不動の行為がウイルス感染問題解決の糸口になるのではと思います。GOとストップを使い分けながらウイルス感染の収束を切に願うものです。友峰和尚より
