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第3160話
金沢市野町 六斗の広見にて
寳勝寺から野町・少林寺に向かう途中に「六斗の広見(ろくとのひろみ)」が有り、江戸時代、織田信長の娘で加賀藩二代藩主 前田利長に嫁いだ永姫 玉泉院が建立した玉泉寺天満宮がその奥に有ります。その境内と六斗の広見にある早咲きの桜が今なお見事に咲いており、夏日となった今日時折吹く涼しい風に煽られピンクの花弁が舞い散る風景は真に絶景かな! 絶景かな! 思わず動画を撮りアップしてみました。犀川堤防沿いの桜並木はすっかり葉桜となっているだけに、過ぎゆく春を惜しむかのように散っていくピンクの花びらを見入っていました。
「散る桜 残る桜も散る桜」と言われるように、あまりに短い命であるが故にいっそう愛おしく感じるものです。それにしても新学期を迎えたピカピカの一年生が満開の桜の花をバックに両親と一緒に撮った写真は、日本ならではの実に微笑ましい記念の一枚ですね。さて桜と同様にどんどん月日が過ぎていきます! 光陰矢の如し 時人を待たず、皆さん!頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
第3159話
ここ数日間は気温の高い暖かい日和が続いており、もはや雪の降る心配も無くなったため野町・少林寺の雪囲い取り外しに出向きました。作業中は汗だくとなり一気に初夏の気候を思わせるほどでしたが、気持ちの良い運動となったようです。満開となった犀川堤防沿いの桜たちもあまりの気温の高さには流石に閉口している様子にて、季語の「花冷え」どころか「花暑し」といった感が有ります。日中気温は24℃前後と夏日に近い陽気ですが、朝方はかなり寒く油断しますと風邪を引きそうになりますから油断は禁物です。
野町 少林寺にて 雪囲いを片付けました
この時期は大安禅寺花しょうぶ園の苗床整備のため一端自坊に戻りたいのですが、年々寳勝寺はじめ兼務寺院の法務が増え、昨年のブログを振り返りながら心配しています。何事もタイミングが重要で、特に花の植え付けや肥料、消毒などには気を遣うものです。
さて子供達の新学期そして新社会人の初出勤などなんとなく「そわそわ感」の漂う季節ですが、和尚も若者達に負けずに頑張って参りたいと思います。「青春とは心の若さである」とはアメリカの実業家で詩人でもあるサムエル・ウルマンの有名な言葉です。心の若さとは「無心無碍なる自由なこころ」だと強く自覚するものです。友峰和尚より
「 玉 磨かざれば 光 無し 」
第3158話
気温25℃を超える夏日となった今日、金沢市内の有名観光地にはどっと人が押し寄せ久しぶりに大混雑の様相となったようです。片町界隈も分に漏れず若者達の姿が目立ち、夕刻ともなれば新入社員歓迎会と思われる集団が幾組も飲食街を闊歩していました。
本日の御供養のようす
寳勝寺ではふれあいパーク霊苑見学者が次々に訪れ職員の方もご案内に多忙を極めていましたが、清々しい苑内では昨日に引き続き午前午後とも墓前年忌供養が修業されました。まもなく本格的な薔薇の季節を迎えるわけですが、苑内では日頃のお手入れが行き届いており薔薇の新芽が生き生きとして、年々立派な枝ぶりに成長しているようです。
やまつつじ
もっこうばら
あけび
スズラン
利休梅
ツルニチニチソウ
イワヤツデ
「山花開いて錦に似たり 澗水湛えて藍の如し」とはこの季節の禅語ですが、沢山の草花がいっせいに開花していきます。毎日ブログで紹介されている草花はすべて卑山境内に咲く草花で、これからも次々に咲いていきます。墓参に来られた方々も心の和むお参りとなっているようです。友峰和尚より
第3157話
快晴のもと境内にたなびく 五色の吹き流し
日中気温が一気に23℃まで上がり、雲ひとつない快晴のお天気となりました。土曜日とあって金沢市内の桜の名所は花見客で賑わいを見せ、特に兼六公園や金沢城などは県内外からの観光客で大混雑となり、このところ気温が低かったせいか満開の桜の花も散ることなく今しばらくは花見見物が楽しめそうです。
次々と 花が咲き始めています
今日は寺カフェをオープンし観光客の為に便宜を図りましたがグループで利用される方が多く見受けられ、なかには新学期を迎えたばかりのお子様連れのご家族や新入社員風のお客様もおられ、いつものカフェ風景とは違った新鮮な雰囲気を感じたものです。ニュースではしきりにコロナ感染予防を伝えていますが、コロナ禍も3年目に入り、幾分慣れが生じて来ているように思います。毎日約200名前後の感染者が発表されている石川県ですのでまだまだ油断は出来ません! 感染で亡くなった方の中には若い世代も増えている為、対策には気を緩めることなく引き続き手洗い消毒などを徹底しています。
ふれあいパーク霊苑 しだれ桜が満開です
清々しい陽気の中で 墳墓開眼供養を修業いたしました
利休梅も満開
今は平和で平穏な日本の国も、いつ不穏な状況に見舞われるか分かりません!ウクライナでは日々多くの市民が犠牲となり過酷さを増しています。これまでの戦争とは随分違和感と恐怖心を覚えるウクライナ戦争、平和とは一瞬に崩れ去る危うい言葉であることを現実のこととして実感する毎日です。戦争のニュースには決して慣れることなく真剣に直視し、明日は我が身に降りかかる事象であることを強く思う今日この頃です。友峰和尚より
第3156話
4月8日はお釈迦様のお誕生日にて、午前9時より「降誕会(ごうたんえ)」を職員と共に修業しました。まるで今日のお誕生日をお祝いするかのように快晴の爽やかな日和の中、金沢市内各所の桜が満開となりお釈迦様の甚大なる慈悲を感得しています。
本日 朝 本堂にて「降誕会」を修業いたしました
ふれあいパーク霊苑スタッフの皆様も真前に祀られた誕生仏に日頃の仏恩に感謝して甘茶を注がれましたが、今年5年目を迎えたふれあいパーク霊苑も現在多くの方々との御法縁を頂いております。
ふれあいパーク霊苑スタッフの皆様が お参りされているところ
仏教では「父母の恩」「国家の恩」「衆生の恩」「三宝の恩」を合わせ「四恩」と言いますが、この「四恩」の教えが〝報恩謝徳〟の由来になったと言います。祖霊供養の意義は〝報恩謝徳〟の真の心にあるが故に、日々の追善供養の大切さを思うものです。
降誕会修業後、皆で甘茶を頂きました
手を合わせる合掌の姿は「一切衆生(いっさいしゅじょう) 悉有仏性(しつうぶっしょう)」を表しており、禅語では「一即一切(いっそくいっさい)」を意味しています。以前、インドとネパールにあるお釈迦様の聖地を巡り旅した時のことを思い出しますが、約2500年経過した今日でも我が禅門に於いて連綿として仏道が実践されている事を有難く感謝する一日となりました。
さて今日からアメリカ大リーグが開幕し、エンゼルス・大谷翔平選手がリアル二刀流で開幕出場しました。勝っても負けても応援したくなる大谷翔平選手!!今年も昨年に引き続き大いなる活躍を期待しています。友峰和尚より
第3155話
寳勝寺 前庭のしだれ桜
最近“メンタルトレーニング”に関するテレビ番組が多く特集され放映されているような気がしますが本当に無理からぬ話で、こうも次から次へと全世界的な社会問題が発生すると、人間の心も相当ダメージを受けるのは当然のことと思います。幸いに我が禅門に於いては坐禅という瞑想手段があり、身体と呼吸と心を整えることによって安心(あんじん)を得ることが出来ますが、ストレス解消法は人それぞれに違いますので自分に合った方法で日々続けることが大切かと思います。
少林寺檀信徒 桑島様とともに
寳勝寺檀信徒総代 須貝様御夫妻とともに
コロナ禍に有って外出を制限している方が多く、新聞やテレビ・インターネットを見る時間も俄然増えて無意識のうちに強い影響を受けていることと思います。特にこれまでの新型コロナ感染の話題が最近ではウクライナ戦争の情報も加わり、残虐な映像などは精神に大きなダメージを受けかねません。
桑島様がくださった 大きな苺大福を頂きました
不安解消方法のひとつとして、昼夜を問わず少しぬるめのお風呂にゆっくり入ることをお勧めします。身体を温める事で心身共々リラックス出来、心が休まります。また香りのよい入浴剤を入れると効果は更に高まります。風呂あがりには軽めのストレッチもいいですね。
須貝総代御夫妻と 卯辰山へお花見に行きました
奥様お手製のコーヒーと チーズケーキを頂きながら
さて会話もストレス解消には重要で、本日も桑島様そして卑山総代の須貝様御夫妻とゆっくり歓談いたしました。禅語に「話(かた)り尽くす山雲海月の情」とあるように、桜の季節、お弁当を持参して満開のお花見するのも大いに結構かと思います。どうか皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
第3154話
傳燈寺 約600年の歴史を見守る うちわ楓の大木
今から約3年前に発症した新型コロナウイルス感染問題が未だ収束しない中、今度はウクライナ戦争が勃発し国内に於いては全国的に地震が多発する状況下にあって、近年、日本国中の国民の心の安心(あんじん)を保つことが難しくなっているように危惧するものです。
うちわ楓の花
お地蔵様 高倉さんが 帽子と前掛を寄進してくださいました
恐ろしい戦場の生々しい映像が茶の間にライブで届けられる今日に於いては、戦争はもはや遠い他国の事象ではなく自国の出来事のように緊迫して感じるものです。ウクライナ・チョルノブイリ原子炉攻撃による核物質拡散の問題と東日本大震災における福島原子炉事故のその後の放射能拡散問題などが何故か重なり、ウクライナ情勢も決して他人事では無いことを実感します。戦争など遠い昔の出来事と思っていましたが、悲惨な映像を見るにつけ今も昔も変わらぬ人間の愚かさを悲しむものです。
本堂にてひととき坐禅をしました
本日は久しぶりに伝燈寺視察に出向きしばし瞑想しましたが、山中に有っては全くに身も心も平穏そのものでした。禅宗の公案(禅問答)に「川岸の向こうの喧嘩をここで止めてみよ」というのが有りますが、自分の争い心を止めてこそ無事なる心が生じることを自覚すべしです。
髙橋ナオミさんが参加されました
静寂につつまれた 山中の景色
寳勝寺にて 金澤伝燈寺里芋研究会の千田さんと打ち合わせ
さて今日も御来寺くださった方々との懇談の一日となりましたが、「無事の心」が一番有難いですね! 「無事是貴人(ぶじこれきにん)」、本当にそうだと日々自覚するものです。友峰和尚より
寳勝寺 中庭
第3153話
犀川堤防沿いの桜
朝方の気温は低いものの、このところ快晴続きで気持ちの良い気候となっています。連日の法務がひと段落したこともあり、今日は満開になった犀川堤防沿いの桜並木をウオーキングを兼ねお花見に出掛けました。昨年も桜見物をしましたが、まん延防止等重点措置発令中だったため人影も無く、寂しい見物となりました。今は子供達の春休み中と有って多くの家族連れの方々が花見に来ており、今年はまん防も解除されてのびのびと過ごしているようでした。
令和4年4月5日(火) 犀川堤防沿いの桜
今年の桜も実に見事で、しばし動画をご覧頂きたいと思います。犀川の上流沿いの桜並木は八分咲きで明後日頃には満開となりそうでした。約八千歩のウオーキングでしたが、満開の見事な桜を見物しながらテクテク歩くのは実に楽しいものです。ここ数日間は法務遂行の毎日だっただけに、いっぺんに気持ちが解放されリフレッシュすることが出来ました。
足を止めてしばし桜に見とれていると、「ホ~、ホケキョ」と今年初めて鶯の鳴き声を聞き感動しました。まさしく「法華経(ほっけきょう)」の説法を聴くが境地でした。どうしてこんなにタイミングよく啼いてくれるのか本当に不可思議世界の花見ウオーキングとなったようです。友峰和尚より
第3152話
「 桜花無尽蔵 」
このところ天気は良いのですがなかなか気温が上がりません。日中気温が14℃ですから肌寒く感じ、桜の満開までにはあと数日かかりそうな気配です。「三日見ぬ間の桜かな」では有りませんが、今か今かと待っている間が「花」なのかも知れません。
昨日は 寳勝寺檀信徒の津田様が 御墓参 に来寺くださいました
津田様とともに 歓談のひととき
大安禅寺 参道の桜の景色
ニュースでは全国各地の満開の桜並木の映像が次々に伝えられており、本当に待ち遠しいかぎりです。寳勝寺は犀川近くのため桜見物に出かけるには大変便利です。しかしながらいつでも見れると思っているといつの間にか葉桜になっていることが多いため、今年こそはと気を張っています。
大安禅寺 境内の桜
本日、家内から大安禅寺の桜便りが届きました。参道沿いの桜が満開で一足早くお花見気分と言ったところでしょうか。春を代表する桜は無尽蔵に心の安らぎを与えてくれるようです。
夕刻 桂岩寺ご住職とともに
気がつけば本日は令和4年4月4日! 444のゾロ目でさらに4時4分ともなればちょうど44444となり、英語で“ほほほほほほ~♪”と笑顔で過ごしましょう!人生笑顔が一番ですね! 友峰和尚より
第3151話
金沢市広坂 石川四高記念館の桜
金沢市広坂のしいのき迎賓館緑地で4月2日、3日の2日間に渡り「さくらクラフトフェア・春ららら市」が開催されており、石川県在住の工芸作家や個人商店を中心に、作品・食品の販売やワークショップが開かれています。高橋ナオミさんも出店しているというので、昨日の法務終了後、夕刻よりウオーキングを兼ねて見学に行ってきました。
4月2日夕刻
かなざわ広坂通り
広坂の桜並木やしいのき迎賓館周辺の桜はまだ三分咲きぐらいでしたが、土曜日ということもあってか大勢の見物客で賑わっておりどのお店も列をなしての人気ぶりでした。ナオミさんの作品も人気があり、和尚も作品の中からグラス2点を買い求めました。
「さくらクラフトフェア・春ららら市」
しいのき迎賓館緑地にて 正面は 金沢城址 の桜
髙橋ナオミさんのブースにて
作品を求める来場者で 賑わっていました
ふれあいパーク霊苑のしだれ桜 4月3日午前 撮影
本日の御供養のようす
さて本日は良い天気に恵まれた一日となり連日墓前供養諷経が続いていますが、夕刻よりは芳斉町 高巌寺ご住職御遷化通夜の儀に導師として出頭いたします。「有りとみて 無きこそ元の姿なれ とは言うものの 濡るる袖かな」 太田道灌の妻の御詠ですが、心に染みる慈愛の歌だと感動します。思いやりの慈愛の心こそ日々の人生を豊かにすることが出来るようです。友峰和尚より
清々しい春の空のもと 墳墓開眼供養が修業されました
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