2月, 2023年
第3463話
キンギョソウをお供えしました
卑山お檀家の額様よりキンギョソウが届きました。毎年欠かさずご恵送くださり、色鮮やかな可憐な花を見るたびに一足早く春の到来を感じます。職員がさっそく玄関入口に飾り、玄関周りが一遍に明るくなりました! 本堂真前にもお供えしましたが、最近ではご供養の方が増えていることもあって色とりどりの仏花が故人の霊を慰めているかのようです。
お参りの方々がお供えくださる 色とりどりの仏花
美しいきんぎょそうを飾り いっぺんに春を迎えた玄関
3月1日から寺カフェを全面的に開業しようとその準備を進めていますが、特に「お茶」に注目し今後は色々なお茶を楽しめる「お茶処」を目指していこうと思っています。特に金沢では「加賀棒茶」が有名ですが一口に棒茶と言っても色々な種類があり、福井県には「豆番茶」そして京都には独特な「ほうじ茶」があるなど、全国の有名なお茶を調べてみると結構多くあるのに驚きます。
勿論禅寺は抹茶がメインで、金粉入り抹茶は現在も人気が有ります。また「中国茶」「ウーロン茶」「紅茶」「煎茶」「ハーブティー」などもメニューに加え「金沢・お茶の寺」として観光客の方にもゆっくりして頂ければと思います。さて、このところ寒暖の差の激しい気候が続いていますが、昨年は2月下旬から大雪となったためまだまだ降雪には注意が必要です。まもなくマスク着用は解禁になるそうですが、どうか皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3462話
姫水仙
今日は朝から雨模様の天気となり幾分寒くなりましたが、昨日は休寺日を利用して日頃の運動不足を解消するためウオーキングに出掛けました。いつもは金沢城鼠多門(ねずみたもん)から場内を通り兼六園から寳勝寺に戻るコースを歩くのですが本日は逆回りで、金沢城の正門から鼠多門を抜けるコースを取りました。
素晴らしいお天気に恵まれ気温も11℃を超え、ウオーキングには最適の温度で身体も幾分軽やかに感じたものです。金沢市内は観光名所が何か所に点在しているためタクシーや観光バスを利用するより歩いて回る方が断然お勧めです。今日のようにいつもとは違うコースを歩くと、景色もまったく違った顔を見せるのも魅力のひとつです。
歩く距離は凡そ8キロほどで、足腰にはちょうど良いように思います。金沢に御法縁を得て約11年目になりますが、これまでに何度も同じコースを巡るものの少しも飽きが来ないのも金沢ならではの戦禍に遭わず歴史をそのままに有する街並みと道路がその要因なのかも知れませんね。
現代習慣病を生み出す原因の一つが日々の運動不足に有るそうですからウオーキングを欠かせない現状となっています。今年こそはいちど皆様とともに金沢市内有名観光地めぐりウオーキングの集いを企画したいと願っています。日程が決まりましたら皆様にお知らせしたいと思いますので大いに是非ご参加ください!春はウオーキングの季節!健康作りに専心して参りたいものですね。
「歩けども 歩けどもまた 春の風」友峰
第3461話
くちなしの実 / ふれあいパーク霊苑にて
公益財団法人・仏教伝道協会が発行している「一日一訓カレンダー」ですが、平成29年(2017)のお正月に送られてきた物を現在も庫裡で使っています。すでに6年が経過していることに驚きますが、日めくりカレンダー故に何度も使えるので、1ヶ月間の日々の標語をいつの間にか暗記してしまうほどです。
公益財団法人 仏教伝道協会 「一日一訓カレンダー」
不思議なことに、朝起きて最初に目にする言葉がなぜか深く自分の心に刻まれ、一日の座右の銘として重宝しています。今日の言葉が「他人をうらやまず他人のことばに迷わない」と有り、なるほど!まったくその通りで実に有難く身に染みる言葉ですね。しかと心に留めおきましょう。
野町 少林寺にて
新聞に掲載されている「今日の占い」の言葉やニュースで見聞きする言葉など、すべてはその日の自分に対する教訓と心得れば安泰です。さて迷いだらけの人生!どうやら他人の言葉に一喜一憂しないことが肝心のようです。ご用心!ご用心!友峰和尚より
クリスマスローズ / 寳勝寺境内
第3460話
今日2月6日は数字の語呂合わせから「風呂の日」また「風炉の日」だそうで、さっそく午前中のお客様にお抹茶をお出ししました。近年スーパー銭湯が人気を博しここ数年のコロナ禍をもろともせず安定した集客を続けているとか。金沢市内にも次々に工夫を凝らした銭湯が誕生して多くの市民の憩いの場となっているようです。
墨蹟の落款捺しをしました
お湯がかけ流し温泉であることは勿論ですが、薬湯や炭酸温泉も増えてきているように思います。また最近では水素風呂が体に良いという事で全国的に増えており、入浴の楽しみの一つとなってきているようです。寳勝寺の近くにも「満天の湯」が有り、和尚もまた久しぶりに行こうと思っています。
そして「風炉」の日、茶道で使われる炉のことですが、大安禅寺には創建(1658年)当初に開山・大愚宗築禅師和尚が寺に寄贈された立派な唐物の風炉と真台子飾り道具一式が保存されており現在もお茶会の席で使われていますが、自坊では日頃から茶道をされている皆様が妻と共にお茶の稽古に励んだそうで何よりでした。
さて先般書き上げた墨蹟の落款押しをして自坊に送付する準備をしました。本堂にずらりと並べ選定しましたが、甲乙つけ難しの良い仕上がりとなったように思います。どうか皆様が福寿円満な日々を過ごされますよう祈念いたしております。ご自愛ください。友峰和尚より
第3459話
「 一期一会 」
2日間に渡り少林寺のアトリエに籠って本当に久しぶりに墨蹟をしましたが、自坊より依頼されていた書画はじめ額用の越前和紙を用いた墨蹟も何点か書き上げることが出来ました。
「 日々是好日 」
「 福 寿 」
最近はインスタグラムやティックトックでも書家の方々が動画で墨書の書き方をアップしていますがとても参考になり、和尚も楽しんで見ています。書道は中国から伝来され日本で更に発展を見たわけですが、全国的にも学生達が書道パフォーマンスを積極的に披露するなど書道文化が発展継続されていくことを大変嬉しく思うものです。
「 無 事 」
「 一黙如雷 」
書道は奥が深くしかも高齢になっても楽しめる文化活動であるため大いに奨励したいと思いますし、「心筆一如(しんぴついちにょ)」の境地に至るまで書き続けて頂きたいと願うものです。日進月歩の言葉があるように書体も常に進化していますから「止められない・止まらない」のも書道の醍醐味なのかもしれません。今年はどこかで墨蹟禅画の個展を開催してみたいと密かに願う今日この頃です。
さて、立春を迎え皆様には日々お健やかにお過ごしの事と思います。春はお茶の季節! お時間が有りましたら是非宝勝寺カフェにお越しくださりゆっくりとお茶を楽しんで頂けたらとお待ちしております。「喫茶去(きっさこ)」の真意はお茶を飲む時間と共に余裕のある心を意味しています。どうぞごゆっくりとお茶を召し上がれ! 友峰和尚より
第3458話
令和5年度 大安禅寺 節分会
令和5年の立春の朝を迎えました! 昨晩は節分会諸願御祈祷を厳修しましたが、自坊の大安禅寺でも3年ぶりに「節分会」が開催され行事の様子が動画と写真で送信されて来ました。
御祈祷のようす
鬼やらい にて
福豆撒き の ようす
ここ数年はコロナ禍で中止を余儀なくされていただけに、久しぶりの節分会に多くの方が参詣され盛況裡に円成出来たことに安堵しました。卑山でも御祈祷修了後に福豆を撒き皆様の益々のご多幸と健康安心を御祈願致しましたので、しばし動画をご覧頂きそのご利益を受けて頂ければ幸いです!
御協賛賜りました関係各社皆様方に厚く御礼申し上げます
~令和5年度 宝勝寺節分会御祈祷~
~御祈祷修業後、本堂にて福豆撒きをしました~
さて昨日に引き続き、本日は少林寺アトリエに籠り宿題の墨蹟を仕上げるために頑張りましたが、おかげさまで夕刻までには終えることが出来ました。
少林寺アトリエにて 終日墨蹟書きをしました
「 福 日々是好日 」 大安友峰 書
自分が納得のいくまで何枚も何枚も書き続けたわけですが、何よりその日の健康状態が字体に大きく影響するようです。昨晩の御祈祷諷経の御利益と立春を迎えた喜びとで頗る調子が良く満足のいく作品となったようで、書体を見つめているだけで幸せな気分になって頂ければ有難く思います。友峰和尚より
「 福 寿 」 大安友峰 書
第3457話
伝燈寺電柱配線等 修復工事の打ち合わせ
大雪がもたらす雪害は至る所に及び、伝燈寺の境内に設置されている電柱の電話線が雪の重みで切断され早速修復工事の為に工事関係者の方と打ち合わせをしました。少林寺では凍結により水道管が破損して給湯器が使用不可能となるなど頭の痛い状況です。今のところは小難で事なきを得ていますが、地域によっては大きな雪害が出ている場所もあり同情しきりです。今日は節分でもあり、夕刻より災難消除を願って懇ろに御祈祷したいと思っています。
少林寺のアトリエにて
自坊より依頼されていた宿題の墨蹟を午後より少林寺アトリエに籠って黙々と書きましたが、如何せん冷え切った部屋では手がかじかんで思うように筆が運ばず、今日は練習日として明日には清書をして自坊に送付したいと思っています。
実の所は手が寒さでかじかんで動かないというのは屁理屈で、本当はしばらく筆を持っていなかったために思うように字が乗らなかったのです。何事も毎日予習復習をしないと勘が鈍ってしまうのはどの世界でも同じことが言えますね。正に「継続は力なり」という真実を心から思い反省です!
明日は立春を迎えますが、気持ちを一新して日々素晴らしい未来を創造しながら大いにチャレンジして参りましょう!福は内!福は内!福は内!福は内!福は内! 皆様のご家族が平穏無事にお幸せである事を心より念じております。友峰和尚より
第3456話
副住職による 節分御祈祷札書き
「恐ろしき 地獄の底の鬼とても 己が吹き出す ものと知らずや」読み人知らずの歌なれどなかなか言い得て妙なる道歌です。明日は大安禅寺の節分会が午後6時半より厳修される予定ですが、皆様も御存じのことかと思いますが二十四節気に於いて2月4日立春の前日を節分と言い、暦の上では2月3日が本来の大晦日で4日の立春から干支が替わり本当の新年を迎えるということが言えます。
2021年 寳勝寺節分御祈祷にて
節分は大晦日と同じく邪気を払う行事で、古来より豆を撒く習慣が伝統的に今日まで伝えられてきています。なぜ豆なのか?ですが、本来は五穀豊穣を願って生豆を撒いたそうですが、いつの頃からか「心の鬼の芽が出ないように」と煎り豆に変わったとのことですから時代の変化と共にその意味合いも違っていくようです。今年厄年に当たる方は是非厄除祈願の御祈祷を受けて頂き、この1年を無事に過ごされる事をお祈り申し上げる次第です。
2月4日の立春の朝を迎えると身も心もガラリと変わり、気持ちが実にリフレッシユされたような感覚を味わうものです。節分会と福引大会などは、長い長い北陸地方の辛い冬場を元気に過ごすための大切な行事でもあります。午後6時半からの家内安全・健康安心・災難消除・交通安全・勉学向上・商売繁盛・病気平愈・諸願成就の御祈祷に是非ご参詣くださいますようお待ち申し上げております。また個別の御祈祷も受付いたしておりますのでお気軽にお申込みください。福は内!福は内!福は内!降伏一切大魔最勝成就!! 友峰和尚より
第3455話
〇△□ をモチーフとしたガラス作品
毎日天気予報との睨めっこが続いていますが、今日などは気温が8℃となり春の到来を思わせるほどでした。しかしながら季節はまだ2月、雪はこれからが本番なのですね。少しでも天気が良いとついつい気持ちが緩んでしまいます。昨日は卑山職員並びに日頃お手伝いくださっている関係者方々と新年会の席を設けましたが、その際、ガラス工芸作家の高橋ナオミさんより誕生日祝いにと自作の作品をプレゼントして頂きました。作品は〇△□をモチーフとしており、大変素敵なデザインで和尚のお気に入りでした!!
斬新な図柄と色合いは今の時代にマッチしており、今後ヒットするに間違いなしです。日進月歩の創意工夫と努力に対し大いに期待したいと思います。
濃紫色で 〇△□ と描かれたグラス
2022年4月 しいのき迎賓館クラフト展にて
島崎さんとともに
午前中には地元金沢美術工芸大学4年生の島崎さんが来寺され、2月23日(木)より3月1日(水)まで金沢21世紀美術館で開催される「金美卒業・終了制作展」で自作の卒業作品が発表されるということでイベント告知用の葉書を持参してくれました。27日(月)に見学に行くことになり、今から楽しみにしています。
金沢美術工芸大学 「金美卒業・終了制作展」
少林寺檀信徒 桑島様とともに
午後には少林寺お檀家の桑島様が年忌法要の件で来寺され、新年の御挨拶後は楽しい歓談の席となりました。今日から2月に入りましたが、俄かに慌ただしさを増してきたように思います。北陸に住む人々にとっては春の到来が待ち遠しい今日この頃となっているようです。友峰和尚より
2019年3月 大安禅寺枯木堂にて
2019年3月 文房流晴心会野口支部の皆様による作品
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