10月, 2021年
第2977話
伝燈寺にて 「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願御祈祷祭」準備
今月の16日(土)午前10時より開催される「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願御祈祷祭」準備の為に伝燈寺に出向きました。今回は地元伝燈寺里芋研究会主催で修業されるため境内周辺は会員の皆様が綺麗に整備してくださり、本日は主に堂内の設えに重点をおいて作業をしましたが、こちらもかなりの重労働となりました。梯子に登って幕張などをする時はさすがに補佐が必要で、昔のようになんでも一人でこなしていた頃とは勝手が随分違うようです。地元会員の方々ものぼりを立てたり外の整備に参加されていました。
「金澤伝燈寺里芋」のぼりを準備中の様子
境内で 結界用の竹を切りました
本堂の設え中 五色の幕を張りました
夕方、金澤伝燈寺里芋研究会の皆様との打ち合わせ
午後4時頃からは堂内で当日の式典に関する打ち合わせをしましたが、15日(金)に最終リハーサルを行う事を決め散会しました。なにしろ地元有志方々の要望に応えての初めての奉納祭ゆえに、念入りに事を進めています。日々仕事内容が目まぐるしく変化していく昨今ですが、今回は伝燈寺の再興の為の大切な行事と心得て頑張って成就したいと願っています。友峰和尚より
西川さんの伝燈寺里芋畑にて
第2976話
秋のバラが咲いています / ふれあいパーク霊苑
相変わらず日中気温は30℃を超える真夏日が続いていますが朝方は21℃と気温差の激しい昨今、皆様にはお元気にお過ごしでしょうか? 日曜日と有って金沢市内のいたるところでイベントが開催されており、夕方の地元ニュースでもその賑わいの様子を伝えていました。
コロナウイルスの感染者数は全国的に減少傾向にあり気持ちも大いに安らぐものです。福井県や石川県は一桁の数字が保たれていて、安心して外出できます。このまま年末まで限りなくゼロに近づいていくことを期待したいですね。
寳勝寺檀信徒 津田家の祖霊供養諷経を修業致しました
本日は午前午後とも祖霊供養を修行しましたが、「坊主はお経!!」と言われるが如く「読経三昧」の一日となりました。お檀家様との親交を常に大切にしていますが、祖霊との交信はお檀家様との会話中にも現れるため丁寧なご供養が大切です。
ふれあいパーク霊苑奥の院にて 津田家先祖代々の御墓参
津田様とともに
さて明日から伝燈寺の設えに入りますが、伝燈寺弁財天豊穣祈願祭の16日(土)まで全力で取り組みたいと念じています。友峰和尚より
第2975話
石川県政しいのき迎賓館 KOGEIフェスタ
先般御来寺下さったガラス工芸作家の髙橋ナオミさんが自作のガラス工芸作品を出展するというので見学に出向いたわけですが、会場は人・人・人・で多くの方が来場されており本当に久しぶりに見た光景でした。会場には約60店舗が出展しており、漆芸・木工・ガラス・染色・陶器・和紙・水引などなど見ごたえのある作品が多く並んでいました。
ガラス工芸作家 髙橋ナオミさんのブースにて
ガラス工芸作家の髙橋さんの店は「GLASSNOKO」という名前のテントの中で展示されており、お洒落で斬新な作品が目を引きました。KOGEIフェスタは明日10日(日)の午後5時まで開催とのことでした。
髙橋さんの作品が 展示販売されています
さて16日(土)には午前9時より「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈祷祭」が伝燈寺で厳修されます。和尚が伝燈寺の兼務住職に就任して以来初めての大祭修業となる為、その準備には力を入れています。伝燈寺に日頃からお世話頂いている西川久行様はじめ地元有志の方々が伝燈寺境内並びに弁天窟周辺の整備に奉仕作業をして下さっているとの事で大変有難く感謝しています。今回の催事が伝燈寺の今後の復興に繋がることを切に願って止まないものです。友峰和尚より
第2974話
このところの異様な気温上昇が気になっていましたが、昨晩は関東地方で大きな地震が発生し、地球温暖化による気候変動はますます不安を加速しているように思います。石川県内でも能登地方の地震が多発しており、白山の火山爆発予測も信憑性を帯びて来たようです。
白萩の豆
昨晩は京都会議の疲れからか早く就寝したため、今朝方のニュースで関東地方の大きな地震発生を知り本当に驚きました。日本のどこかで連日発生している地震ですが、今年は北陸豪雪に始まり豪雨水害と山津波、それに台風被害に地震と自然災害が頻発している状況下にあり、コロナ禍に加えて今度はインフルエンザの大流行が危惧されています。宗教者としての提言は、如何なる困難な状況に在っても冷静沈着にして、助け合いの精神を以て相互の救済に当たる事を願っています。社会不安が増長していく今日、各寺院僧侶による精神的サポートが更に求められていることを思う今日この頃です。
伝燈寺弁財天祠 2017年撮影
さて京都での定例宗務所長会議も無事に終え、今後は「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」開催に向け集中して参りましょう! 由緒ある伝燈寺弁財天の御利益を頂き、当日は商売繁盛・社運隆盛・家内安全・健康安心・交通安全などの御祈願も厳修されますので、御祈祷を希望される方はお気軽に寳勝寺までお申し込みください。友峰和尚より
第2973話
午前9時半より 「定例宗務所長会議」
日中気温が30℃を超えた京都市内でしたが、やはり異常気象としか思えません。最近日本のあちこちで地震が多発していますが、いま世界的に問題視されている地球温暖化の影響なのかも知れません。この度のノーベル物理学賞を日本人の真鍋博士が受賞されたのも頷ける話です。昨日に引き続き午前9時半より、妙心寺花園会館伝道室で「定例宗務所長会議」が開催されましたが、その前に妙心寺開山堂を拝塔した後、微妙殿にて小倉管長様のご挨拶がありました。
微妙殿にて
滋賀北陸教区宗務所長に就任して約10年になり、その間、会長と副会長を務め現在は監事職にあり任期も残り2年となっています。この11月には信越教区宗務所長 久昌院住職・岸祖学所長が代表幹事となって宗務所長意見交換会が開催予定となっており、今から楽しみにしています。さて会議も無事終了し、京都駅までは愛知西教区 圓光寺・山田英隆住職のお車で送って頂き一路電車で金沢に向かいました。全国の宗務所長様には大変ご苦労様でした。11月に再び信州は木曽路でお会いいたしましょう! 友峰和尚より
第2972話
久しぶりの京都大本山妙心寺での朝を迎えました。昨日は夕方5時より花園会館にて役員会が行われ「定例宗務所長会議」の前打ち合わせをしましたが、色々な話題に発展し有意義な時間を過ごすことが出来ました。
定例宗務所長会
本日は午後より花園会館伝道室に於いて定例宗務所長会が開かれましたが、午前中には妙心寺塔頭寺院 雑華院住職・華隠窟老大師を訪ね御挨拶申し上げました。コロナ禍に有ってこれまで宗務本所での会議もリモート参加の方が多く見受けられましたが、今回は感染者も減少傾向にあり全国から所長が参加され明日の本会議に向けて論議されました。
宗務所長を拝命して約10年になりますが、なにより大本山妙心寺に参詣出来ることに感謝しています。最近ではずいぶんと年齢層の若い方々が宗務所長として出席されており和尚もそろそろリタイアの時期を迎えているようです。さて今日明日の2日間、頑張って会議に集中して参りたいと思います。友峰和尚より
画像は 妙心寺フォトギャラリーからお借りしました 臨済宗大本山 妙心寺 公式サイト (myoshinji.or.jp)
第2971話
大安禅寺 本堂修理保存工事現場
本日からの京都会議を控え、久し振りに自坊に戻りさっそく重要文化財修理保存工事の現場を視察しました。本当に随分長い間修理現場を見ていなかったので、本日は文建協の高木現場主任の案内でつぶさに見学しました。
文化財建造物保存技術協会 現場主任の高木氏
流石に300有余年の歴史を経た重要建造物のためか建物基材にも威厳を感じさせてくれます。現在は鐘楼の石組みと本堂の解体保存工事が進められており、実に丁寧な作業には驚くばかりです。調査をしながらの修復工事ですから無理からぬ話ですが、説明を聞くほどに当時の宮大工師の建築技術や石組技術の高さに感心しました。
松浦建設㈱ 現場監督の東野氏
松浦建設㈱ 社員の中川氏
本堂地面に 昭和23年6月の福井大震災時の 地割れの跡
鐘楼復元工事現場
工事は今のところ順調に進められており大変嬉しく思っています。さて夕刻までには京都入りとなりますが、相変わらず東奔西走の日々が続く今日この頃です。皆様におかれましては爽やかな中秋の季節、どうかお健やかにお過ごしください。友峰和尚より
第2970話
日中友好の朝顔 今年も種を収穫しました
明日から大本山妙心寺宗務本所での「全国定例宗務所長会議」出席に合わせ金沢寺院の事務整理をしましたが、コロナ感染防止緊急事態宣言解除に応じるかのように急に忙しくなってきました。10月下旬には衆議院議員の国政選挙も控えており、気忙しさが一層増していく気配です。
日に日に紅葉する ニシキギ
久しぶりの京都会議で所長仲間と会えるのを楽しみにしているのですが、宿泊所となっている花園会館は修学旅行の学生さん達で満館状態だとか。長時間の会議後いつもならゆったりとした静かなお部屋で寛げましたが、どうやら今回は勝手が違うようです。しかしながらこの1年半あまり、コロナ禍の影響を受け妙心寺が運営する花園会館も休館状態が続いていたので、再び修学旅行の学生さんが達が戻って来たことを宗務所長として大変嬉しく思うものです。
「 日々好日 」 渓仙 書
さて、和尚の大ファンである「ショウヘイ、オ・オ・タ・ニ」選手が最終試合で46号の弾丸ホームランを放ち、しかも100打点を達成しました! 若きアスリートの活躍は年寄りの和尚にとって大きな励みとなります。心は20歳!体は70歳!気力は18歳! それが今の和尚なのです!! 頑張りましょう!!友峰和尚より
第2969話
10月最初の日曜日、緊急事態宣言も解除となり御来寺下さる方々からも何処となしか安堵の気持ちが伝わって来るようでした。午前午後とも法要が修業されましたが、今後も年末にかけて霊前供養とともに祖霊供養が続いていきます。
穏やかな日和のもと 満中陰忌法要を修業いたしました
秋風の吹き抜ける ふれあいパーク霊苑での墓前供養
最近の和尚のブログには秋の草花が多く紹介されていますが、凡そ約120種類を超える植物が境内はじめ霊苑内に植えられているため全部を紹介する事が出来ないほど次々に可憐な花を咲かせており、一年を通してお花を楽しむことが出来ます。
オータムリリー / 中庭にて 10月1日撮影
寳勝寺の墓地を求められる方々も、現在テレビで放映されているふれあいパーク霊苑コマーシャルの美しい草花映像を御覧になって決められたという方が多く見受けられます。花園に囲まれ、自然の営みの中に眠る御霊はきっと穏やかな安らぎの日々を過ごしておられるに違いありません。
さて金沢伝燈寺里芋収穫奉納祭の行事にて弁財天に奉納される里芋のお札が出来ました! さっそく付けてみましたがとても良いように思います。伝燈寺弁財天の御利益を賜り当日は伝燈寺里芋豊穣を祈願したいと思います。友峰和尚より
第2968話
ニシキギの紅葉
緊急事態宣言が解除されたとは言え気分は巣籠り状態のままでいきなり外出する気にもなれませんが、ニュースではやはりいっきに人流が増えてきたとの事。クワバラ、クワバラといった感じで再び感染者が急増しないことを祈るばかりです。この5日より7日まで京都大本山妙心寺・宗務本所で「全国定例宗務所長会議」が予定されており、本日は依頼されている宿題を仕上げる為に尽力しましたが、如何せん加齢と共に頭の回転が遅くなり気ばかりが焦る始末! 頭の回転と言っても頭をぐるぐる回すことならお手の物ですが、知恵を働かせる機能が劣化の一途で本当に情けなく思います。
ホトトギス
さて台風一過で爽やかな寳勝寺の仲秋の風情を満喫することが出来ました。境内の何処も彼処も秋草の香りと共に幾種類もの蝶々が自由自在に舞っていました。「小さい秋 小さい秋 小さい秋 見つけた」という童謡が有りましたが全くにデリケートな趣のある歌です。本格的な秋を迎えるのもそう遠くは無いようですね。お元気にお過ごしください。友峰和尚より
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