和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2200話 】
2019年 08月 27日 談
寳勝和尚の「ちょっといい話」も今日で2200話を迎えました。このように刻々と人生の時間が過ぎて行きますが、一日たりとも同じ調子で同じ出来事が生じているわけは無く一瞬一瞬が新鮮で真実で有る事がブログを通してもわかります。
禅語に「日々是れ新たなり」とか「一期一会」とか「日々是れ好日」とか有るように、昨年と事象が同じように見えてもまったく異なる日々を過ごしていることが自覚できます。要するに人生とは「今」しかなく、その「今」の時を力いっぱい生きていくことが「真実の今」だと思います。
先般金沢21世紀美術館で開催されている「チームラボ・永遠の海に浮かぶ無常の花」の電子アートを見学してきましたが、展覧会テーマでも有る「無常」こそが「今の時」で有る事をアーティスト達は伝えたいのだと感じました。
和尚の大好きな世語に「今という 今こそ今が 大事なり 大事の今が 生涯の今」というのが有ります。誰が詠んだ歌なのか知りませんが、今の時を全身全霊で生きていきたいと思うものです。友峰和尚より