和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第946話 】
2016年 03月 21日 談
式台玄関前の桜 / 寳勝寺
清々しい朝を迎えました。昨日に引き続き本日は金沢市寺町・寳勝寺の彼岸会法要が、多くの檀信徒皆様の参詣のもと厳修されました。寳勝寺の兼務住職を拝命して六年目を迎え、年々、行事に参加される檀信徒様が増えて行きますが、本当にありがたく嬉しい事です。
昨日も言いましたが、供養に参加して一緒にお経を唱える行為は、先祖の霊の供養もさることながら自分自らの心の供養につながっていく大切さでも有ります。自分の供養とは「心の安心」を指すわけですが、言い換えれば命の根源に触れる体験とでも言いましょうか、供養に参加すればするほど自然な形で体得する世界なのだと思います。法要終了後は、檀信徒皆様の食事を交えての懇親の席となりますが、このことも法縁を結ぶ時間となって行くようです。
法要後の法話にて
皆様も、菩提寺の年中行事には大いに参加して頂きたいものです。午後からは本多町の兼務寺・瑞光寺に出向き、個別の彼岸会供養を致しました。檀信徒皆様との交流は実に楽しいものです。さて彼岸会を無事に終えて明日からは通常の法務に戻りますが、一つ一つの年中行事の意味合いを感じ取りながらの法務遂行の為、すでに気持ちは盂蘭盆会の準備に入っています。「暑さ寒さも彼岸まで」、桜の開花が待たれる今日この頃、一気に春本番を迎えて行くようです。友峰和尚より