和尚のちょっといい話
猛烈寒波襲来!との気象予告で、卑山大安禅寺の境内に設置された融雪装置の点検をしましたが、終日マイナス2度前後の気温で融雪装置も凍ってしまう始末、本当に久しぶりの大寒波です。今のところ降雪は例年より少なめですが、今夜あたりから大雪になるとかで雪害も心配されます。大安禅寺は大伽藍を有しているため、これまでにも幾度となく大雪による被害に見舞われました。その度に懸命な修復工事を繰り返して来たわけですが、このところの異常気象は、約四百年を経た歴史的建造物にとって致命的災害をもたらす可能性があるだけに、緊張感を持って対応しています。
明日は和尚の誕生日で、六十八歳になります。この年齢が「高齢者年齢」なのか「壮年年齢」なのかと自問自答するのですが、どうやら「肉体年齢」と「精神年齢」と「実質年齢」とに分かれるようです。誰もが口々に「心は若いぞ!」と言われるのですが、そもそも「心」など歳をとるはずも無く、肉体の老化現象だけが確実に進んでいきます。ならば如何に肉体年齢を保持するかが「心の若さ」に連動するように思います。その秘訣は、生涯を通じて「働く」ことだと和尚は思います。だれかが「働くとは、端が楽になる事だ」と言ったようですが、一理ありますね。寝たきりにならないための工夫が必要になって来た年齢、自分の身体は自分が責任をもって管理して行く、そんな年齢に突入したようです。さて、10年ぶりに日本の力士「琴奨菊」が優勝したニュースが速報で流れました。誰が勝っても「自己の肉体との戦い」である事には違いないようです。琴奨菊さん優勝おめでとう!! 友峰和尚より