和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第534話 】
2015年 02月 03日 談
北陸新幹線開業を目前にして、メディア関係のニュースが一層目立つようになってきたこの頃ですが、今日の北國新聞の朝刊に、「新幹線は文化を運ぶ・寺町を行く」特集の第3回目として、寶勝寺の記事が~歴史が紡ぐ「夢空間」~と題し掲載されました。先日、北國新聞社・編集局経済部記者の酒井大輔様から取材を受けたわけですが、和尚が「寺町群の未来を創造するポジティブアクション僧」として捉えられた、現代記者らしい語り口の臨場感ある記事として大変嬉しく思いました。
1月下旬に行われた取材の様子
北國新聞社・編集局経済部 記者 酒井大輔 様
寺離れの急速に進む近年の風潮の中では、寺院僧侶の思い切った行動が求められているようにも思います。本来の仏教の有り方は、「形骸化」されたものでは無く、「生き生き」した僧侶の実践行動の中にのみ「法」が伝わるものと信じて止みません。祖先を重んじ、歴史を重んじ、人々を重んじ、物を重んじてこそ仏法の何たるかが見えて来ると思います。タイトルにあった「歴史が紡ぐ「夢空間」!!」こそ和尚の願意であり、また、重伝建寺町群が人々の大切な癒しの空間として活性化することを願っています。あと一か月余りで新幹線が開業します。高速化の時代、寶勝寺の諸堂の復興も金沢市歴史建造物整備課皆様の厚い熱意と支援を受けながら急ピッチで進められています。友峰和尚より