和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第483話 】
2014年 12月 14日 談
大荒れの天気となった日曜日、今日は第47回衆議院国政選挙の投票日でしたが、和尚は期日前投票を済ませておいたのでのんびりとした朝を迎えました。久しぶりの寳勝寺での法務に就きましたが、こちらでも、最初の仕事は融雪装置の設置から始まりました。
屋根の修復工事も順調の様子で、工事中の屋根に上ってその骨組みを見ていますと、これまで建物を維持してこられた住職や大工さんの苦労が伝わってくる気がします。皆様も金沢に来る機会がありましたら是非見に来ていただきたいと思います。お寺の屋根裏などは絶対と言っていいほど見る機会がないと思いますよ。仏法を知るには説教だけでは直に伝わってきませんね。建物の骨組みや修復工事の足跡に直に触れることも大切な説法です。
いわゆる心の奥底に潜む悟りのようなものです。外見のみを真実とせず一皮むけた中身にこそ真実が隠されているというものです。さあ!見学に来たれ!寳勝寺の「ありのまま」を「みよ!みよ!」 細い細い骨組みが400年の時を刻んできたのです。「細く長く生きよ!」か? この「細く」は「コツコツ」の意味です。「往く道は精進にして忍びて終り悔いなし」もよし「往く道は精進にして忍びて始まり終りなし」もよし!皆様はどう思われますか? エンドレスの人生であることを本堂修復工事の中で知る一瞬です。友峰和尚より