和尚のちょっといい話
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文房流晴心会 野口支部 / 平成26年3月 石川県政しいのき迎賓館

金沢市内の桜並木は今日の暖かさで少しずつ散り始めました。「散る桜 残る桜も 散る桜」とは良寛和尚の一句と言われており、定かではありませんが、されど似たような歌は他にも沢山あり仏教では「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽」または「諸行無常 諸法無我 一切皆苦 涅槃寂静」と説いています。

金沢城石川門 石川橋の桜 / 令和8年4月8日
毎年この時期には桜が満開となり咲き誇る花々は人々の心を和ませてくれますが、実に短い花の命ゆえにいっそう愛(いと)おしいのかも知れません。「桜花無尽蔵」という禅語がありその意味は“一輪の花は短い命であるが、そこに永遠の命を見出す真理を悟ることが出来る”とあります。ちょっと難しい話になりましたが要するに「あるがまま」の世界が真理の世界とも言えますね。

「 桜花無尽蔵 」 大安友峰 書 / 石川県政しいのき迎賓館 禅画墨蹟展
春風に乗って散っていく桜の花びらもまた格別です!今晩から雨模様になるとの天気予報ですからちょっと残念ですが、まもなく葉桜となってもそれはそれで青葉若葉がいっせいに噴き出し気持ちが和みます。

宝勝寺 中庭の新緑
さて和尚も身体は枯木同然になってきたものの、大安禅寺の研修道場「枯木堂(こぼくどう)」の名の如く人間も枯れ切ってこそ真の心が現れて来るものです!禅語の「枯木花を開きて天下の春」と悟って皆さん頑張って参りましょう!気候不順の折、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より



