和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第4594話 】
2026年 03月 16日 談

 

春の光が降りそそぐ 宝勝寺の中庭

実生の松

 

卑山春季彼岸会を無事に円成し、一夜明けて暖かく穏やかな朝を迎えました。来る20日(金)は大安禅寺の彼岸・涅槃会が厳修される予定となっており自坊では涅槃会にお供えする五色の花団子作りの準備に入っているそうで、これまでは和尚が花団子作りの主役でしたからなんとも懐かしく思うものです。

 

花団子のお餅つき / 2015年の写真から

 

ひとくちに「花団子作り」と言ってもまず近隣の村々を廻って寒中の涅槃托鉢から出発し、各家から頂いた浄米を米粉にしてお団子を作るのですが、そのお団子作りも金太郎飴のように色粉を練り合わせ色々工夫しながらの作業となります。お手伝いの方々がそのお団子を細長く手で伸ばしていき1日おいて冷やし固まってから包丁で切るわけですが、本当に見事な模様のお団子が完成となります。

 

2026年3月 近隣の村々で托鉢をする 玄峰和尚

 

 

今春の托鉢をお世話してくださった 檀信徒総代の皆様と

 

 

色粉を練り合わせた餅を幾重にも

1日おいて 冷やし固まるのを待ちます

 

翌日、切り分けているようす

 

 

2025年 典坐での花団子つくりのようす

長年お手伝いくださっている 檀信徒の皆様(2023年)

 

 

 

大安禅寺の涅槃図  ( 福井藩松平家御抱え絵師 狩野元昭 筆 江戸時代初期 )

 

花団子の意味はお釈迦様のお悟りを示す“五色(佛旗)”と“舎利”を指し涅槃会の真前にお供えされ、終了後には参詣者の皆様に配られお釈迦様の御利益を頂く法要でもあり、今日まで連綿と受け継がれて来ました。涅槃会とともに春季彼岸会も併せて修業されますので、ぜひ御参詣くださいますようお待ち申し上げております。

 

さて本日も午後より本堂にて増田家墳墓開眼納骨供養と御主人様の一周忌(小祥忌)法要が営まれました。最近は和尚と同世代の方々の年忌法要が続いており、故人の霊を偲びながら全身全霊で御供養諷経に臨んでいます。

 

本日午後1時半より 増田家の御法要が修業されました

春暖の好天気のもとで行われた 御納骨之儀

 

 

 

庭の雪吊り撤去作業をされていた、千樹園(加賀市大聖寺)の巻下さんと 苔談義

 

本日は普段より暖かさを感じる一日となりましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通りにこれからは日々暖かさを増していくような気配を感じる今日この頃です。どうか皆様にはくれぐれもお健やかにお過ごしください。友峰和尚より

 

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870