和尚のちょっといい話
10月20日(月)、ニューヨークでの最初の朝を迎え、早速にサラ・ローレンス大学へ個展会場の視察と設営に行きました。昨晩はぐっすりと休めたおかげで長旅の疲れも出ず、元気にホテルを出発できました。サラ・ローレンス大学から専用車が迎えに来ており、曇り空ながら空気の引き締まるような冷気のなか一路大学へとハイウェイを突っ走り約20分足らずで大学に到着。学内の風景の素晴らしさは息をのむほどでした。前もってビデオや写真で見ておいた感覚とは全くに違って、スケールの壮大さや学舎の美しさに圧倒されたものです。
大学の事務室が置かれている、1921年頃の建築物 (撮影:斎藤公一氏)
初代大学長の肖像画の御前にて (撮影:斎藤公一氏)
個展会場となった大学図書館の入り口 ( 撮影:住職 )
あとで聞いた話ですが、大学の建物の立ち並ぶ地域はニューヨークでも屈指の高級別荘地だそうです。なるほど、どの建物も個性豊かなものばかりでした。グリフィス教授の案内で多くの建物の見学に向かいましたが、今回の個展会場となった大学図書館の2階は、完成したばかりの実に素晴らしい空間でした。個展会場の両側が図書室という一風変わった場所にも思えましたが、とても静かで大変趣のあるお部屋で、いっぺんに気に入ったものです。大学の図書館というとどこか硬いイメージがあると思いきや、たくさんの小部屋や閲覧室、視聴覚室、勉学室等があり多くの学生が集う、いわば学生さんの溜まり場のような存在でも有るようでした。あっという間にお昼時間となり楽しみにしていた学食体験ということで、グリフィス教授の案内でサラ・ローレンス大学の学生食堂初体験となりました。
いやはやものすごい量で品数も多く、極めて贅沢な昼食でしたよ。個展開催中は毎日、大学教授や学生さん達と一緒に昼食を頂くこととなりました。このこともグリフィス教授の粋な計らいでした。学食を経験できるなど思ってもみなかったですからね。最初から驚くことばかりでした。勿論デザートには和尚の大好きなアイスクリームをてんこ盛り食べましたよ!大食のアメリカ合衆国、食べ物の量も半端じゃなかったね。つづく