和尚のちょっといい話
|  | 

宝勝寺境内のニシキギ
この時季の気候は目まぐるしく変化していきますが、昨日とは一変して冷たい秋雨の降るお天気となりました。午前中に西村家御尊父様の49日忌満中陰忌法要が本堂で営まれましたが、卑山霊苑の御法縁で亡き御両親の御法名を和尚が授与致しました。近年霊苑を御縁としてのお葬儀や御法要を修業する機会が増え、宗派が違えども同じ仏教信徒ということで大切な布教の場ともなっています。

午前10時より 西村家御尊父様の四十九日忌満中陰忌法要を修業いたしました


午後より 伝燈寺にて
昨日は終日伝燈寺に出向き11月2日(日)の伝燈寺大祭の準備に入りましたが、本日も引き続き午後から伝燈寺の弁財天窟や来賓客室の設えなどをいたしました。

水路を掘り 洞窟の入口に溜まっていた湧水を池へ流しました




つづいて 洞窟内の掃除


どうやら大祭当日は雨模様の予報ですが、そもそも弁財天は仏教の守護神で水の神様として崇められ、日本では五穀豊穣・財運・学問・芸能・音楽の守護神として信仰されています。

御像や祭壇を きれいに拭き掃除しました


洞内の 透き通った清涼な霊気

伝燈寺町の西川さんと 寺町 桂岩寺御住職との打ち合わせ

準備途中には西川さんと桂岩寺御住職が来られ、一緒に茶礼をしながら当日の打ち合わせもさせて頂きました。西川さんから頂いた立派な伝燈寺里芋を真前にお供えして寺を後にしましたが、当日も掘りたての里芋が奉納される予定となっています。

さて日々是好日で大祭の準備もすっかり整い、あとは本番を迎えるだけとなりました。弁財天が祀られている洞窟も綺麗に掃除しましたが、住処としている蝙蝠(こうもり)達の眠っている姿がとても可愛く思った安らかな一日となったようです。友峰和尚より

身を寄せ合って眠っている 弁天窟の小さな蝙蝠たち

