和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4444話 】
2025年 10月 17日 談

ホトトギス 青龍

 

昨夜から降り続いていた雨も朝方には上がり、秋晴れの爽やかな天気となりました。このような天気を「天晴(あっぱれ)」と称し、時代劇で殿様が家来に対しての誉め言葉として使うシーンでよく見かけられますが、その語源は日本神話の「天の岩戸開き」より端を発し御神楽(おかぐら)の踊りの際に「天晴(あわれ)、あな面白(おもしろ)、あな楽し、あな清明(さやけ)おけ」と歌われることから使われるようになったと言われています。実にその言葉の如く本日の天気は「あっぱれ!あっぱれ!」と叫びたくなるような澄み切った青空が一面に広がり気分爽快でした。

 

亡き御両親の追善供養法要

 

午前中に松岡様の今は亡き御両親の追善供養法要を本堂で修業し、法要後には応接間にて故人を偲びながら懇談しました。「風は息、虚空は心、陽は眼(まなこ)、海山掛けて我が身なりけり」と悟りの心境を詠まれた方がおられますが、本当に今日のような気候の中で追善供養諷経を修する事が出来、松岡様の御両親を想う報恩の心を強く感じ取ったものです。午後には卑山お檀家の安田様が11月2日(日)午前10時半より厳修予定の「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願」の申し込みに来寺くださり暫く歓談いたしました。

 

宝勝寺檀信徒 安田様とともに

 

 

昨日は愛知県より10名の青年僧が研修旅行で御来寺くださり約40分ばかり講話をしましたが、近年は寺院の後継者不足が課題となっているだけに副住職としての役割について此れまでの経験を通して丁寧にお話しさせて頂きました。

 

昨日の「愛知西教区青年僧の会」研修会講話にて

 

講話のあとには近くの妙立寺(通称:忍者寺)の拝観に出掛けられましたが、道行く青年僧の衣(ころも)姿に観光客の方が見入っていました。良いですね!和尚も嬉しく思いました!大いに頑張って欲しいものです。日々これ新たなり!和尚も精進して参りましょう。皆様お元気にお過ごしください。友峰和尚より

 

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