和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4443話 】
2025年 10月 16日 談

「愛知西教区青年僧の会」研修会 / 宝勝寺にて

 

心配された雨も無く午前9時過ぎに「愛知西教区青年僧の会」の僧侶10名が宝勝寺に来寺され、昨日の大安禅寺での研修に引き続き研修会が開催されました。

 

 

最初に会長の漸東寺・高木副住職よりご挨拶を受けたのち本堂で本尊回向諷経を修し、引き続き到着茶礼を催しさっそく本日の研修テーマ「現代社会における寺院の役割」の演題に沿って約40分ほど講話をさせて頂きました。

 

テーマ「現代社会における寺院の役割」 和尚の講話が行われました

 

参加者の平均年齢が36歳と実に一番活躍が期待される年頃ゆえに、昨今の寺院の状況を踏まえ自分のこれまでの経験を通し僧侶としての日々の実践についてお話ししました。当然和尚にも青年僧の時代があったわけで、当時を思い浮かべながらの講話となったようです。講話終了後は簡単な昼食をして頂いた後、玄峰和尚の案内でふれあいパーク霊苑を見学されました。

 

 

江戸時代以後全国の各寺院は檀家制度のもと今日まで護持されてきましたが、近年は寺院を取り巻く環境もずいぶんと変化しつつあり特に寺院運営については人口減少や若者たちの寺離れ問題などが加速し厳しい状況となってきています。いつの時代でもそうですが、それぞれの寺院の住職、副住職の布教活動に対する創意工夫や活動また檀信徒との交流が寺院運営に大きく影響するだけに、更なる精進努力を願って止まないものです。

 

ふれあいパーク霊苑内を視察されているようす

 

さて久しぶりに青年僧の姿に接し初心に帰ることが出来ました。「死ぬまで修行じゃ!」と常に雲水に叱咤された師匠の言葉が懐かしく胸に染みる一日となったようです。この度の研修会開催に於きましては愛知県稲沢市・圓光寺山田峰治副住職より御法縁を頂きましたこと心より感謝申し上げます。青年僧の皆様には大変おつかれさまでした。友峰和尚より

 

「愛知西教区青年僧の会」の皆様と 記念撮影

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