和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4442話 】
2025年 10月 15日 談

犀川大橋からの風景

 

天気予報では本日は終日雨模様になるとのことでしたが予報が外れ、青空の見える爽やかな気候となりました。天気の良い時は少しでも「ゆう散歩」をしようと午前中に所用もあって街なか散歩に出向きましたが、この時期のウオーキングは本当に気分が爽快になります。空気が澄み切って犀川の水の流れもどことなしか晩秋を思わせる穏やかな流れが絶景です。

 

 

大安禅寺にて 「愛知西教区青年僧の会 研修会」

 

本日と明日の2日間に渡って「愛知西教区青年僧の会研修」の一環として大安禅寺と宝勝寺視察が予定され、午後より会場の準備に入りました。明日の卑山での研修に先駆けて大安禅寺視察の模様が送信されてきましたが、諸堂修理保存工事が行われているなか先般竣工した本堂などを見学した後、松雲の間で玄峰副住職が「現代社会の寺院の役割」というテーマで講話をいたしました。

 

開基堂を拝観されているようす

玄峰副住職による講話 「現代社会の寺院の役割」

 

明日は午前9時半に宝勝寺へ来寺されふれあいパーク霊苑を視察した後、本堂に於いて和尚が講話をする予定となっています。今回の研修テーマにもあるように、現代社会に於ける寺院ならびに僧侶の役割は極めて重要に思うものです。全国に約7万ヶ寺ある仏教寺院ですが、年々無住寺院が増えていくなかで若い世代の寺離れとともに“宗教離れ”が急速に進んでいる昨今の状況だけに、日常生活における仏教の教えの重要性を強く感じます。

 

枯木堂にて

 

臨済宗妙心寺派 愛知西教区青年僧の会の皆様と玄峰副住職 記念撮影

 

仏教とは「安心の法」であり「和合の精神」が根本理念です。青年僧の皆様には「禅僧四行」即ち「坐禅・読経・法話・作務」の実践を通して釈尊の教えを分かり易く説きながら伝道してほしいと願って止みません。さて光陰は矢の如し!油断は大敵です。時を惜しんで精進して参りましょう。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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