和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4427話 】
2025年 09月 30日 談

 

宝勝寺 中庭の白萩

 

昔から言われる格言に「楽あれば苦あり 苦あれば楽あり」とあるように、加齢に合わせ日々身に染みる言葉だと実感するものです。長い時間ジッとしていると身体が強張り立ち上がる時にもふらつきを生じ場合によっては転んでしまいますから進んで足腰の運動が求められているわけですが、実際は横になって寝るか隙あらば腰掛に座ってしまいます。誰もが加齢とともに経験する悩ましい事象ながら「苦あれば楽あり」で、椅子に座って行う足上げ下ろしのストレッチをお勧めしたいと思うものです。

 

 

庭一面に 舞い落ちた萩の花びら

 

和尚も多くの高齢者の方が悩んでいることと同様に最近は極端な筋力低下を実感しており、「ゆう散歩」や日々の法務遂行はそれを防ぐためでもあると思っています。「転ばぬ先の杖」という格言もしかりで、筋力低下に伴い突然転ぶようになりそのことが命取りとなりますから「杖」は大切です。また杖を支えにしてスクワットすることも足腰が安定して腰への負荷が軽減され、大変効率的に足腰を鍛える運動になります。

 

日中友好の朝顔 / 玄関の植木鉢

 

さて連日法務遂行が続いていたため本日は終日ゆっくり身体を養生させて頂き、おかげさまでようやく元気が快復したようです。境内の白萩があまりにも美しく、蝶が萩の花に纏わりつくように舞う姿には癒されました。

 

宝勝寺玄関前の白萩が満開です

 

萩の花が秋風に吹かれ舞い散る姿にも深まりゆく秋の風情を感じ心から安らぎました。一句詠もうにも、言葉も無いほど癒された休息日となったようです。明日から再び頑張って参りましょう!お健やかにお過ごしください。友峰和尚より

 

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