和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4425話 】
2025年 09月 28日 談

 

大学卒業の後、1970年4月に兵庫県西宮市・海清寺専門道場に入門し春見文勝老大師の薫陶を得て約6年間の禅修行をさせて頂きましたが、当時は檀信徒が約700軒余り有り、西宮市は勿論のこと神戸市から宝塚市、尼崎市、大阪府など実に広範囲に渡って月参り諷経に出向いたものでした。

 

宿泊した宝塚市 市内のホテルから見える景色

 

本日は昨年9月に逝去した実姉・日出子「拈華院」の一周忌祥月命日忌法要修業のため長男が居住している宝塚市の葬祭会館にて兄弟並びに御親戚参詣のもと午前10時半より執り行なわれましたが、久しぶりに訪れた宝塚市内の風景は昔とはまったく様変わりして高層マンションが林立する情景には驚くばかりでした。

 

 

逆瀬川駅近くにもお檀家があり電車でよく出向いたものでしたが、当時の面影は無くすっかり変わっていました。午前9時半より樗木家(おおてきけ)の新墓開眼納骨供養を修したのち葬祭会館で一周忌祥月命日忌法要を厳修いたしましたが、懐かしい思い出の地での御法要となったようです。

 

樗木家 新墓開眼納骨供養

 

亡き姉の2人の息子たちが参列しました

 

 

 

 

 

墓前にて 甥兄弟と

 

 

和尚の実妹家族 と 甥の家族とともに / 法要後の集合写真

 

 

大阪駅にて

 

当初の予定では連泊して中山寺と清荒神清澄寺を参詣するつもりでしたが、夕刻からの法務が入り午後には帰山の途につきました。それにしましても最近は仏縁による不可思議な現象が頻繁に生じています。ユングが提唱した“シンクロニシティ”という概念がありますが、日本語では“共時性”と訳され「虫の知らせ」とでも申しますか、思うとその思いが現実となる現象でまさに因果一如の世界とも言えますが、良い方向性の出来事ゆえに日々感謝するばかりです。NHK大河ドラマ「べらぼう」蔦屋重三郎の言葉ではありませんが「ありがた山」の昨今なっているようです。さてまもなく10月を迎えます、皆様には日々お元気にお過ごしください。頑張って参りましょう。友峰和尚より

 

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