和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第4419話 】
2025年 09月 22日 談

「大安禅寺彼岸会並びに放生会」修業を前に 御供物の餅づくり

 

明日の彼岸会並びに放生会修業を前に早朝より御供物用の餅作りが新命副住職、寺庭と職員によって行われ、段取りよく次々に餅が丸められていました。庫裡(くり)の外側では既に第4期修復工事の巣屋根基礎作りのため土台工事が進められており、引き続き開山堂・開基堂修復工事の準備に入るとのことでいよいよ和尚の住まいの愈好亭は渡り廊下が解体され陸の孤島となりそうです。

 

 

手際よく丸められていく餅

 

 

 

 

完成した本堂内部を視察いたしました

 

方丈から 御内陣にかけて 視察中

 

 

 

午前中に先般完成した本堂の内部を視察しましたが、新しい畳が敷かれ創建当時の形に復元された本堂廊下前の土間も実に見事で枯淡な雰囲気を醸し出し、約300年前にタイムスリップするかのようでした。また本堂全体に養生されていたフィルムも取り外され、開基堂から眺める姿にも感動を覚えしばし座り込んで見入ってしまったものです。修復工事はまだ中盤に入ったばかりで完成までにはあと約10年かかるそうですから、本当に気力と体力の勝負となっているようです。

 

 

式 台

 

松浦建設(株) 中島現場監督 と 文化財建造物保存技術協会スタッフの大川氏

 

 

隠寮 愈好亭にて

 

慰労の茶礼をいたしました

 

 

 

 

開基堂から眺める 完成なった本堂の姿

 

 

 

 

 

明日の「彼岸会・放生会」行事準備が整った 枯木堂

 

 

枯木堂では明日の行事の準備がすっかり整えられていました。お堂の後方には修復工事で不使用となった建物の古材が説明とともに展示されていましたが、悠久の歴史を感じさせるに充分な当時の宮大工師の技術の高さを感じとることが出来ます。皆様にもぜひ一度ご覧頂きたく願っております。

 

建物古材の展示

 

 

~ のんびり・ゆう散歩 ~

 

悠々と風にたなびく 境内の萩

 

まもなく第4期修復工事が始まる 庫裡玄関

 

さて本日の「のんびり・ゆう散歩」は大安禅寺境内をグルリと時間をかけて歩きました。蝉時雨の聲に混じって工事を進める機械の轟が境内に響き渡っていました。友峰和尚より

 

萬松山 大安禅寺「ふるさと納税型クラウドファンディング」御支援のお願い

重要文化財 大安禅寺 令和最大の修理支援

皆様のご支援とご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

 

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870