和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4406話 】
2025年 09月 09日 談

すっかり秋空となった 大安禅寺山内

 

9月9日は「重陽」、暦の上では“菊の節句”で古来より無病息災ならびに子孫繁栄・不老長寿を願う日とされ、菊の花をお風呂に入れたり菊酒を飲んで邪気を払い長寿をお祝いしたそうです。

 

大安禅寺 松雲の間にて

 

そんな縁起の良い日に午前9時半より卑山第4期開基堂並びに開山堂修理保存工事の入札が行われ、修理委員会、福井市文化課、文建協並びに工事関係者が出席されました。松浦建設(株)が落札され引き続き修復工事が進められることとなり、有り難く感謝申し上げました。

 

修理委員会 吉岡泰英会長ならびに片岡正明氏、福井市文化課担当者の方

 

大安禅寺責任役員 藤田総代ならびに蒔田総代、酒井総代

文建協 伊藤主任と大川氏、玄峰副住職

松浦建設(株) 松浦社長ならびに中島現場監督

 

 

修復が完了した 大安禅寺本堂 方丈の間

 

入札後は出席者全員で本堂内を視察されましたが、まもなく畳が入るとの事で約8年間に及んだ本堂修復工事が竣工となります。修復を終えた本堂の景色は一変して、今から約350年前の創建当初の姿を垣間見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

 

創建時には多くの修行僧がおられ日々厳格な禅林規矩に従って修行されていた頃の雰囲気が今に伝わって来るようでした。ブログをご覧頂いている皆様には是非このたび完成なった本堂の見学にご来寺頂きたく願っております。

 

 

さて無事入札も終わり一路宝勝寺に帰山いたしましたが、まもなく秋季彼岸会並びに放生会が23日に厳修予定となっており本日も御詠歌講員の皆様が枯木堂にて熱心に練習しておられ、出発の際に皆様にご挨拶させて頂きました。今年最後の年中行事となりますが、御詠歌講員皆様には本当にこの1年間御奉詠を頂き心より感謝申し上げます。大変おつかれ様でございました。時節柄どうかくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

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