和尚のちょっといい話
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北陸地方に梅雨明け宣言が出されましたが、今年の7月期間は空梅雨の天気模様だったようです。今日から子供たちの夏休みに入り、3連休の初日ということもあって終日追善供養修業の一日となりました。
臨済宗妙心寺派 太平山 安国寺 祥岳住職 (高山市国府町)
午前9時には岐阜県高山市国府町より安国寺祥岳住職が来寺くださり、先般安国寺先代住職英信和尚小祥忌法要が厳修されその導師を務めた御礼の御挨拶を賜りました。午前の法務準備のため短い時間でしたが、ゆっくりと懇談することが出来ました。
深緑のふれあいパーク霊苑にて 御供養諷経を修業いたしました
午前10時半からは佐藤家亡き御令室の祥月命日忌墓前諷経に引き続き北家亡き御主人の7回忌墓前諷経、午後1時半より佐藤家御母堂様納骨法要が本堂で厳修され、引き続き北野家御尊父様の3回忌墓前諷経が営まれ、今がお盆月ということもあり盂蘭盆会祖霊供養も併せて修業し終日追善供養の一日となったようです。
本堂にて 佐藤家御母堂様 御納骨之儀
北野家御尊父様の年忌御供養諷経
3連休ということで観光客の方も多く避暑をかねて寺カフェを利用されていました。さて昨日の続きですが、渡欧して墨蹟禅画展や坐禅会を開催するには明確な目的をもってのことで、和尚は禅僧であるがゆえに当然のことながらお釈迦様の弟子の一人としての禅布教がその目的で、日本は基本的に仏教国ですがわが宗派において後継者不足が問題視されています。
禅の根本真理は無心無我ゆえに世界においての人々に通じるものでありますから、墨蹟大書や読経、坐禅体験などを通して無心無碍の世界に御法縁を頂くことを願っています。
「 無一物中無尽蔵 」
「 随処に主と作(な)れば 立処皆な真なり 」
「 如意 」
「 黙 」
今回のマークギャラリーでの墨蹟禅画展は主に茶道、華道、武道の禅語と抹茶茶碗の禅画を題材に選び展示しました。また墨書を通しても無心の書の世界を観覧して頂きました。すべからく仏縁を求めての「日本禅文化交流会」の開催でしたが、アンジー市やその周辺の市民の方々に少なからず禅文化に触れて頂けたことと思うものです。「参禅はすべからく実践を要す」の言葉を心に今後も精進して参りたく念じています。刻苦光明必ず盛大なり!頑張ってまいりましょう!! 友峰和尚より