和尚のちょっといい話
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鳴子百合
日本古来の伝統的文化は沢山ありますが、いずれも「日本の心」を育んで来た精神文化でもあります。雅楽・能・歌舞伎・謡・浄瑠璃・華道・茶道・香道・舞踊・邦楽・武道・柔道・相撲・歌道・俳句・和歌・・・・。「道」と呼ばれるものは沢山有りますが、その文化の原点は仏教に端を発しています。
奈良時代に仏教を中心とした政治が行われ、その事が今日の伝統的日本文化の礎になって来たものと思われます。またその精神文化は祭りとしても発展し、仙台の七夕祭りや秋田県の竿頭まつりを始め全国的にも仏教と深く関わる祭りが多く見受けられます。今日伝統的文化を若者に継承していく取り組みがなされていますが人口減少とともに悩ましい状況にあるようです。
やまぶき
大安禅寺では昨日まで未生流福井支部いけばな展「春風 ~春風福寿を生ず~」が開催されて来ましたが、4月19日(土)からは文房流晴心会野口支部の皆様による華展並びに20日(日)には茶会が開かれますので、ブログを御覧頂いている皆様には是非ご鑑賞くださると同時にお茶のひとときをお楽しみ頂けましたら幸いです。
瓢箪木
岡田家 三回忌御供養諷経を修業いたしました
さて本日も霊苑にて岡田家墓前3回忌諷経が修業されましたが、気温はなんと25℃を超え夏日となる中での追善供養となりました。宝勝寺境内の草木はよりいっそう新緑の色を濃くしております。「春は花 夏ホトトギス 秋は月 冬雪冴えて涼しかりけり」とは道元禅師の御歌ながら、季節の移り変わりは人間の心に癒しを与えてくれているようです。暖かくなりましたがくれぐれも御身体ご自愛ください。友峰和尚より
暖かな夕方 中庭の苔いじり