和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第4222話 】
2025年 03月 09日 談
穏やかな日曜日の朝を迎えました。「一日作さざれば一日食らわず」とは百丈懐海禅師の言葉ですが、本当に身に染み入る言葉です。人生も残り少なくなればなるほど一日一日を充実させて生きていかねば空しく一生を過ごす事に繋がりかねません。
壊れた散水パイプを修理中
この「充実」という言葉ですが、要するに余すことなく自分の身体手足を活かして使い尽くせという事だと思います。最近では立ち上がるにも「よいしょ」とひと声掛けなければ身体が思うように動きません!なんとも不甲斐なさと情けなさを感じ取りますが、じっとしていればなおさら強張りますから寸暇を惜しんで身体を動かし頭を常に使うことの大切さです。
本日は天気も回復し今後暖かくなるとの予報でさっそく境内に設置してあった融雪パイプやホースの後片付けと、明日は廃棄物処理業者が来られるというので寺まわりの不用物を仕分けし倉庫の掃除をしました。
融雪に使用したホースを片付け
倉庫周辺の掃除をしました
冬のあいだ設置されていた融雪パイプがいっせいに無くなり実にすっきりとした感じで、春の到来がまた一歩近づいたようで気持ちが楽になります。和尚の座右の銘である「一に掃除 二に掃除 三四掃除に 五に掃除」です。掃除の作務ほど有難く感じるものは他に有りませんね。日々頑張って掃除をして参りましょう!友峰和尚より