和尚のちょっといい話
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冷たい雨の降る 宝勝寺山門前にて
昨日は午後より6月に予定されているフランス・ドイツ渡欧研修旅行についての説明会が宝勝寺で行われましたが、今回はフランス・アンジー市、マーク・イゴネ邸のギャラリーに於いて6月14日(土)と15日(日)の2日間に渡り和尚の墨蹟展並びに坐禅会そして文房流晴心会野口翆智先生と御社中10名による華展並びに茶会が開催される予定です。
フランスサンリス市「アートサクレ芸術祭」
その日程打合せ協議が地元JTBの方と荒木芳栄さんも参加され行われたわけですが、フランスでの野口先生との合同開催は今回で3回目となります。過去には2011年10月パリ「ギャラリーメタノイア並びにポンピドゥセンター広場での墨蹟大書」、2019年4月にフランスサンリス市「アートサクレ芸術祭」に於いての墨蹟禅画展並びに野口御社中のいけばなパフォーマンスと華展そして茶会が開催され、いずれも地元の多くの方々が鑑賞に来られ日本文化交流の場となりました。
文房流晴心会野口支部 御茶会といけばな展 ワークショップの開催
今回はフランス・パリから電車で約1時間半ほど離れたアンジー市(人口約7千人)に在住されているマーク・イゴネさんと荒木さんが運営されるギャラリーでの開催となり、これまでとは異なり地元の方々に密着した形の日本文化の交流で今から楽しみにしています。アンジーでの墨蹟展と坐禅会の後にはドイツ・ミュンヘンに滞在し、臨済宗妙心寺派の菩提山 正法寺やミュンヘン市内の禅センターでの坐禅会にも参加したいと願っています。
サンリス市の教会で行われた坐禅会
渡欧の心境は如何!と問われれば「一即一切(いつそくいつさい)」と答え、人生七十七今年喜寿を迎えての心境でも有ります。禅画や墨蹟並びに華展や茶道を通して「なり切る!捨て切る!思い切る!」 禅の心の端的を示すことが出来れば幸いです。頑張って準備を進めて参りたく念じています。友峰和尚より