和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4213話 】
2025年 02月 28日 談

春風にそよぐ 境内の五色の吹き流し

 

日中気温が11℃まで上がり、急に暖かさを感じる一日となりました。午後からは雨模様となったものの明日は更に気温が上がるそうで、なんとも気持ちが緩んでしまいます。せっせと雪割り作業を続けている間にもどんどん雪が融けていく様は気持ちの良いものです。

 

千樹園(加賀市大聖寺)の巻下さんと

 

午前中に、このたび山門前の作庭でお世話になった千樹園の巻下さんが卑山霊苑内の樹木剪定に来られ、庭の完成記念に「一華五葉を開く」の額を贈呈させて頂きました。庭の名前を「溪仙窟(けいせんくつ)」と命名し、その意味は庭の中央に据えた巌を中心に“多くの方々が集う場所”ならびに〇△□の自然の渓谷をモチーフとした作庭から名付けたもので、後日には記念碑を庭の片隅に建てたいと思っています。

 

 

 

 

さて長らく遠のいていた瞑想の時間ですが、本日は少林寺に出向きしばし坐禅を組みました。本当に久しぶりの坐禅となりましたが、大変気持ちの良い時間を過ごすことが出来たように思います。

 

 

禅宗坊主は坐禅実践が日々の第一義とは師匠の言葉!深く自省の念に駆られます。「坐禅せば 四条五条の橋の上 行き来の人を 深山木と見て」、学生時代に妙心寺境内で早朝に坐禅を組んだことを懐かしく思う今日この頃です。友峰和尚より

 

 

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