和尚のちょっといい話
時折小雪がちらつく寒い寒い一日でしたが、新年を迎える準備に入っています。山門の幕を吊りながら寺町界隈を眺めてみても、例年とはずいぶんと観光客の往来が少ないような気がします。
山門の幕を吊りました
寺カフェを営業しながら正月飾り物をしましたが、お客様の大半が旅行中の外国人家族というのも今年の特徴なのかも知れません。兎に角あまりの寒さに手がかじかんで鏡餅を供えるにも御幣を破ってしまうなど、なんともぎこちない自分の仕草には呆れてしまいます。
庭師の巻下さんが奉納くださいました 手作りの門松
寺内各所に正月縁起物の飾りつけが進んでいましたが、卑山ふれあいパーク霊苑でお世話になっている庭師の巻下さんが玄関に手作りの門松を奉納してくださり、一挙にお正月を迎える雰囲気となりました。少し早めではありますが迎春の張り紙なども各所に貼り、また一段と雰囲気が変わった気がします。カフェ利用中の外国人観光客の方も正月飾りを珍しく感じるのか興味深く見物している姿が大変印象的でした。
午後にはいつもお世話になっている高倉さんご家族が御子息ご家族と一緒に年末御挨拶に来てくださり応接間でしばし歓談しましたが、毎年恒例の御来寺ながらなんとも一年の終わりを感じる和合の席となったようです。
高倉さんご一家と 年末の和合茶礼をいたしました
さて時間の合間を見て自坊より依頼のあった色紙描きをしましたが、どうやら今年中の依頼数には間に合ったようで安堵しました。明日は引き続き大晦日の準備をしたいと思っています。ニュースでは全国的にインフルエンザが猛威を振るっているそうですから、皆様にはくれぐれも風邪に気をつけてご自愛ください。友峰和尚より