和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4147話 】
2024年 12月 24日 談

大安禅寺境内にて 大工師の菊池さんと

 

大雪になることを心配しましたが北陸地方の雪はどうやら峠を越えたようでホッとしています。午前中に今年最後の保存修理工事現場を文建協・高木現場主任と松浦建設(株)・中島現場監督の案内で具に見て回りましたが、また一段と古刹としての風格を増している感じがしました。

 

 

 

 

 

特に本堂式台(藩主が来られた時に入る門)周辺は元の姿に復元され、その威容を取り戻しています。本堂正面の須弥壇もすっかり原型に戻され書院造の清楚さが感じられ、禅宗様式の「方丈」としての簡素さが見事に復元されたようです。本堂裏側の「殿司寮(でんすりょう…年中行事などでお経を唱える役職が居住する部屋として使われた部屋)」も復元が終わり、また久しぶりに屋根の仕上がりを見学しましたが銅板の色も落ち着き当時茅葺だった屋根の様子が伺える素晴らしい仕上がりとなっていました。

 

 

 

 

視察を終え愈好亭にて感謝の茶礼を催し1年の労を労いましたが、高木主任が来年4月より文建協東京本社に栄転となるため御礼の言葉を申し上げました。約5年間に渡って卑山保存修復工事の現場指揮官として尽力され本当におつかれ様でした。

 

 

文建協 高木現場主任 と 松浦建設(株) 中島現場監督

 

さて午後からは鎮守堂並びに自室の年末大掃除をして今年1年を感謝とともに締めくくりました。泣いても笑っても今年もあと1週間となりました。どうか皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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