和尚のちょっといい話
伝燈寺 師走大掃除
年末の大掃除が続けられています。本日は午前中に金沢兼務寺院 伝燈寺の大掃除に職員並びにアルバイトの学生さんと出向きましたが、山間に建つ伝燈寺は更に気温が低く本堂内は深々と冷え込み、暖房器具も無いため防寒具を着用しての作務となりました。
11月初旬に伝燈寺里芋収穫奉納祭が厳修されたため堂内は比較的綺麗で助かりました。最近は行事を遂行するたびごとに大掃除をしますから堂内は清々しいかぎりです。午前11時より地元猟友会の方々が参詣され、毎年恒例となっている動物霊供養が修業されたあと歴代祖師並びに先代住職恭黄和尚の御供養を申し上げました。
地元猟友会の方々が参詣され 動物霊供養を修業いたしました
法要終了後はいつもお世話になっている西川さん並びに猟友会会員の方と一緒に囲炉裏の間で和合の茶礼をしました。茶礼後にはガラス工芸作家の髙橋ナオミさんと本日の大掃除に加担してくださったアルバイト学生さんも参加されて坐禅を組みましたが、今年一年を振り返る師走坐禅となったようです。
坐禅中の髙橋さんと アルバイト学生さん
午後には(株)ココ・プランニングの中本大資社長が年末の御挨拶に来寺され、今後の霊苑運営方針や新たな墓地改葬計画などについても協議させて頂きました。
午後1時 (株)ココ・プランニング 中本社長が年末の御挨拶に来寺くださいました
さて来年の干支色紙描きがこのところ滞っており、時間の合間に学生アルバイトさんに手伝ってもらい約20枚ほど仕上げました。更に「巳(み)」の図が進化を始めたようです。
実に微妙ながら口や眼の間隔また筆使いも繊細になり面白くなって来ました。昔から「簡単に描ける動物ほど描くのは難しい」と言われていますが全くその通りだと感じます。
線の太さの加減でもずいぶんと雰囲気が違ってしまうものです。ノルマ達成までにはまだまだ先は長く頑張って描いて参りましょう!!一段と寒さも厳しさを増して参りましたが皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
干支色紙の 落款捺し