和尚のちょっといい話
冷え冷えとした境内の景色
日中気温が4℃と実に冷え冷えとした土曜日の一日となりました。年末ということもあり卑山寺カフェを営業しながら合間をぬって職員の指導でアルバイト学生さんに事務の手伝いを願い、先般檀信徒の皆様はじめ卑山奉讃各社様に御寄進頂いた曲録(儀式用椅子)並びに観音帽子(かんのんもうす)購入の御礼と御寄進報告書に添えて来年度干支色紙の送付準備をしました。
御寄進御礼状並びにご報告書、干支色紙の送付作業
あまりの寒さに寺カフェ利用のお客様も疎らでしたが、おかげ様で送付作業は予定通りに順調に進めることが出来たようです。来年度の干支色紙描きは今後もまだまだ続きますが、今年中に送付予定先については凡そ完了したようで安堵しています。
元旦に発生した能登半島地震からまもなく一年を迎えようとしていますが被災地に於いては復興復旧は未だに道半ばで、家屋とともに約100カ寺を超える寺院に於いても全壊または半壊した建物はそのままで被災地皆様の苦難な状況を思うと胸が締め付けられる思いで一杯になります。ニュースでは政府の被災地復興に向けての懸命な支援が報じられていますが、どうか無事にお正月を迎える事が出来ますよう心より祈念しています。
高倉さんご夫妻が 年末の御挨拶に来寺くださいました
和尚自身も一年間を振り返ると本当に色々な出来事がありました。檀信徒との別れ、姉との別れ、親友との別れと長年に渡る親しい人たちとの別れが続いた一年でも有りました。気がつけば自分も随分と歳をとったものだと自覚する一年でも有りました。まずは「無事是貴人」の禅語の如くに皆様が健康で無事であることを念じて止みません。今年も残り少なくなって参りましたがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
「 無 心 」