和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第4117話 】
2024年 11月 24日 談
乙女椿 / 宝勝寺境内
気温が低いとテンションも低くなり、何をするにも動作も俄然遅くなるのは加齢が原因なのでしょうか? 日曜日ということもあっていつもより早めに起きて本日の法務の準備に入りましたが、急激な気温の低下には翻弄されます。
岩住家 三回忌祥月命日忌法要を修業いたしました
午前10時半より本堂に於いて岩住家三回忌祥月命日忌法要が修業され、和尚と同年代の方々の追善供養がこのところ続いており自分が如何に高齢者であるかを自覚する日々です。「いつまでも 有ると思うな 親と金」なんて言葉を聞いたことがありますがこの言葉は江戸時代からの格言だそうで、その意味は“いつまでも親や他人を頼らないで努力しお金も倹約をしなければ直ぐに使い果たしてしまう”という戒めの言葉であることは誰もが承知するところながら、昔から子供を持つ親の苦労は変わらないようです。親が他界すると気づくことが沢山あり、やはり一番に思うのは子育ての苦労とお金の苦労だったに違いないと今更ながらに自省の念に駆られます。
夕方 霊苑にて御縁を頂いているパトリックさんと、御息女とともに
日本経済成長の鈍化と支払給与の横ばいが長く続く社会に於いて若者世代の未来が心配される今、超長寿社会を迎え高齢者を支える面でも負担が増加していきますから心が痛みます。子供達や孫達の成長を常に祈りながら、今は亡き両親に感謝する毎日です。友峰和尚より