和尚のちょっといい話
和菓子 村上 (金沢市泉本町)
秋も深まり和菓子屋さんのショーケースには所狭しと美味しそうなお菓子が幾種類も並べられていました! 本日の午前中に高山市国府町より安国寺住職がご挨拶に来寺くださるというのでお土産のお菓子を求めて宝勝寺近くの加賀銘菓店「村上」さんに出向きましたが、この時季特別のお菓子が並べられており中でもお団子が名物で思わず買い求めました。賞味期限が本日までということでしたからよほど美味しいに違いありません! 最近は和尚も甘味制限を心掛けていますが流石に団子には勝てませんでした。
午前11時に安国寺住職が到着され、先般厳修された先代大雄英信和尚津葬儀の秉炬導師としての大変丁寧なる御礼の御挨拶を受けましたが、瞬く間に月日が過ぎて行きます。全国各寺院でも世代交代が進む今日ですが、同世代の仲間達の御逝去の報に接するのは実に寂しいかぎりです。しばしの時間でしたが、故人との想い出話をしながら住職と歓談しました。仏経の教えに「四苦八苦」がありますが、その“四苦”の中でも「愛別離苦」は最も辛いものですね。
太平山 安国寺 御住職 祥岳和尚とともに
「家族動物共葬墓」の御案内ポスター
安国寺住職をお見送りしたのち境内をぐるりと散策しましたが、今回新たに造成した卑山「家族動物共葬墓」の告報看板が設置されており、人生には色々な別れが生じるものだと世の無常を感じ取ったものでした。
夕刻、高倉様御夫妻が 御挨拶に来寺くださいました
高僧・行基菩薩の歌に「ほろほろと なく山鳥の 声きけば 父かとぞ思う 母かとぞ思う」と有りますように、常に心の中にこそいつまでも故人の想い出とともに住み続けていく今日この頃です。友峰和尚より
傳燈寺 柘榴の実