和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4079話 】
2024年 10月 17日 談

乗鞍岳 / 早朝 宿泊したホテルの窓から

 

本日の午前中に無事高山市より宝勝寺に帰山しました。それにしましても昨晩の満月は雲の合間に見事な輝きとともに何処となしか英信和尚の大満足の笑顔に見えたものでした。満月を取り囲む雲が突然切れ切れになり、その形がいくつかの漢字や平仮名もしくはカタカナに変化し何かを伝えているかのようでした。一体なんなのかと眼を凝らして雲の動きを見つめ、それが何のメッセージかは分かりませんでしたが明らかに英信和尚からの言葉には違いないと感じました。このような出来事はこれまでにもしばしば経験があり、はっきり分かる時もありました。思わず合掌してしばし眺め続けました。

 

 

昨日は大学時代からの無二の親友 安国寺閑栖・英信和尚の津葬儀の秉炬(ひんこ)導師としての役目を果たしましたが、心配された降雨も無くまた涼しい秋風が堂内を通り抜けるなか多くの僧侶並びに檀信徒皆様が参詣し厳粛に執り行われ、無事に円成することが出来ました。

 

 

 

太平山 安国寺 第五十一世大雄英信大和尚津葬之儀

 

 

 

英信和尚新忌斎

 

今朝方は一路金沢に向けて車を走らせましたが、安国寺住職が津葬儀の様子の写真を送信くださり再び故人のご冥福をお祈りしました。安国寺住職・祥岳和尚の修行時代の仲間達を始め地元部内御寺院の若き青年僧の皆様が和合専一に加担されている姿を頼もしくも嬉しく見つめたものでした。

 

亡き英信和尚の御長男 安国寺住職 祥岳和尚

 

世代交代が進む各寺院ですが、安国寺様も立派な後継ぎを持たれ嘸かし満足と安心の境地で旅立たれたことと思うものです。さてこの度は大役を果たすことが出来ましたが明日からは再び自坊の法務に専心して参りたく念じております。友峰和尚より

 

 

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