和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4037話 】
2024年 09月 05日 談

 

残暑厳しき日々が続いていますが、皆様にはお変わりなくお過ごしの事と大慶に存じ上げます。自坊で過ごす際の楽しみはと言えば朝の御来光を拝むことで、今日もアトリエ真正面、東の方向白山連峰より差し昇る神々しいまでの朝日を拝むことが出来ました。

 

 

写真の如く、あたり一面が少しずつ明るさを増していく情景には感動すら覚えます。しばしベランダに出て白湯を頂きながらゆっくり寛ぐ時ほどこころ安らぐものは有りません。

 

 

午前中に庫裡全体の拭き掃除をしたのち境内をぐるりと巡回し途中で本堂の修理工事現場を見学しましたが、いつものルーティンながらこちらも気持ちが落ち着くものです。京都大本山妙心寺の涅槃堂での法務遂行のため約1週間ほど出向いていた新命副住職が夕刻帰山するのに合わせ、和尚も留守番の役目を終え午後より宝勝寺へ戻りました。

 

 

お盆明けの休息を自坊で過ごしましたが、その間には日頃ご無沙汰していた地元の方々との交流を深める事が出来十分に寛ぐことが出来ました。明日よりは再び宝勝寺の法務遂行に専念して参りたく思っています。白隠禅師坐禅和讃の一説で「行くも帰るもよそならず 歌うも舞うも法の声」と遊戯三昧の心境で日々精進して参りましょう。友峰和尚より

 

 

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