和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4033話 】
2024年 09月 01日 談

早朝の気温がずいぶんと低くなり掛け布団が恋しく思うほどです。これまで寝る時はエアコンが不可欠でしたが、うっかりすると部屋が冷えすぎて体調を壊しますから気温への十分な注意が必要です。

 

(株)ココ・プランニング 川面専務と清野さんとの会合

 

午前中はふれあいパーク霊苑幹部スタッフの方と会合を持ちましたが、今日から9月を迎えたこともあり和合の茶礼をして暫し歓談しました。7月8月のお盆月を振り返る時期に入ったわけですが、今年も昨年同様に老体に鞭打ってなんとか全ての法務を滞りなく遂行出来たことに感謝するばかりです。

 

大安禅寺 愈好亭からの晩夏の風景

 

「来年の話をすると鬼が笑う」とはまさに今の和尚の状態を指している言葉だと納得します。もちろん自分の心の中では今からもこれからも変わりなく頑張ってやり遂げようと思っていますが、流石に最近は日々身体の調子との相談になっています。

 

 

和尚の提唱する「人生、命には“宿命と運命と天命”の3つの使命がある」という持論ですが、不思議なことに和尚は人生最後の「天命を知る」段階に入って来たものと自覚しています。なにしろ人生は自分で創造していくものですから、「人事を尽くして天命を待つ」という中国の故事に習って健康も行動も含め自分の事は自分で責任をもって天命に従って歩んでいきたいと念じています。

 

 

さて本日は移動日になりましたが、自坊の大安禅寺の山々はすっかり初秋の風情の中にありました。いいですね!素晴らしいですね!「故郷は 遠きにありて 思うもの」とは詩人・室生犀星の歌ですが、遠くで無くとも故郷は故郷です。いつも心の中に故郷があるのも嬉しく有難く思う今日この頃です。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

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