和尚のちょっといい話
京都大本山妙心寺 「山川宗玄老大師第三十六代妙心寺管長晋山式」
素晴らしい気候に恵まれ心配された京都盆地独特の蒸し暑さも無く、午前10時半より大本山妙心寺法堂に於いて「山川宗玄老大師第三十六代妙心寺管長晋山式」が全国並びに海外から約五百名の参詣者が集うなか厳粛に挙行されました。
妙心寺山門より大方丈へ向かわれる 山川宗玄老大師
第三十六代妙心寺管長 山川宗玄老大師
昨晩はホテルにて祝賀会が開催されましたが、山川宗玄老大師は岐阜県美濃加茂市伊深の正眼寺僧堂の師家であることからその多くは正眼寺僧堂会下の僧侶でしたが、大安禅寺とは深い御法縁があり久しぶりにお会いする住職もおられました。本日は午前八時より、山川宗玄老大師が妙心寺山門より大方丈に至るまで多くの僧侶ならびに縁者の見守るなかお練りをされました。法堂での晋山式は荘厳で極めて厳粛なもので、約1時間半に渡り無事円成された後、微妙殿にて祝斎を頂きました。
晋山式を前に 妙心寺微妙殿にて
妙心寺 法堂へ向かう
大本山妙心寺法堂前にて
祝斎の御料理も妙心寺御用達・あじろさんの精進料理が出され本当に久しぶりに本格的な精進料理を頂きましたが、どの料理も以前とは更に進化した大変美味しい味付けと盛り付けがなされ心から堪能したものです。妙心寺管長晋山式に参列出来、御法縁に感謝申し上げました。
祝斎 妙心寺御用達・あじろさんの精進料理
さて祝斎の途中でしたが雑華院華隠窟老大師にご挨拶に参上し、老大師に久しく相見しました。御健勝なる御姿に接し大変嬉しく思いました。
雑華院華隠窟老大師にご挨拶いたしました
帰り際に老大師から「頑張ってやれ!」と激励の言葉を賜りました。誠に感謝の念でいっぱいです。一路帰山の途に着きましたが、まるで夢でも見ているような一泊二日の妙心寺管長晋山式参列となったようです。南無観世音菩薩 友峰 拝
帰路途中 大混雑の京都駅