和尚のちょっといい話
大安禅寺 境内の山々の新緑
西暦1658年<万治元年>に越前松平家の永代菩提所として福井藩第四代藩主・松平光通(まつだいらみつみち)によって建立された大安禅寺ですが、約360年の時を経て境内はうっそうとした新緑に包まれています。
第13回 重要文化財大安禅寺修理委員会
修理委員会長 吉岡泰英氏のご挨拶
昨日は午後1時半より卑山松雲の間で第13回重要文化財大安禅寺修理委員会が開催されましたが、先般本堂上棟式が挙行され現在順調に保存修理工事が進められています。
令和7年度より第3期工事重文庫裏保存修理工事が開始されるためその事業計画と会計予算についての協議が行われ、今後の計画案の議題が承認されました。会議後には修復中の現場視察をしましたが、来年の11月頃には本堂竣工予定となっています。
修理委員会の後 現場視察が行われました
北陸新幹線が敦賀駅延伸開業となり今回で2度目の利用となりましたが、福井と金沢間の移動時間が大幅に短縮され日帰りも可能で実に有難く感じました。JR福井駅構内にも活気が戻るとともに多くの人流が生まれ、新幹線開通効果が如実に感じ取られる風景を目の当たりにし、長年に渡る福井県民の希望でもあっただけに心から嬉しく感じたものでした。
文建協・高木主任と 茶礼をしました
人生やはり長生きはするものですね!卑山の諸堂修復工事が竣工を迎えるのは約10年後になると言いますから、更に日々健康に留意して頑張って行かなければなりません。会議に出席しながら竣工式の日を思い浮かべていました。「為せば成る 為さねば成らぬ 何ごとも 成らぬは人の 為さぬなりけり」上杉鷹山の言葉が心に染みる今日この頃です。果たして「なるか!ならぬか!今まさに正念場を迎えているようです。
山形県米沢市より 本多さんが来寺されました
上杉鷹山の話を書いていましたら、なんと約25年ぶりに山形県米沢市より本多さんが友人と共に訪ねて来られました。本多さんは学生時代に卑山行事に加担くださいました。現在は(株)本多建設の社長をされているとか、本当に仏縁とは不思議なものですね。友峰和尚より