和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3902話 】
2024年 04月 23日 談

「 青山せいざん 元より 不動 」

 

とても過ごしやすい季節を迎えていますが、この時季の自然を詠んだ中国の漢詩がたくさん有り墳墓開眼供養の一偈を唱える際に引用させてもらっています。「山花開いて錦に似たり 澗水湛えて藍の如し」とか「一華五葉を開き 結果自然に成る」とか「青山緑水もと舊(ふる)きによる 名月清風共に一家」など、実にあるがままで風情が有ります。

 

ヤマブキ

 

暖かくなると人流も増え、それに合わせて近況を記したメッセージも増え今日は栃木県にお住まいの北條淳子様よりラインメールを頂き、今年の卑山盂蘭盆会に参詣される旨のお便りでした。先日は岐阜県在住の武藤澄枝様が御友人と御来寺くださり、ご主人の近況など尋ねながら歓談しました。しばらく疎遠になっていてもSNSで突然近況報告を受けるのもこの時期に急激に増え、なんとも嬉しく思うものです。毎日発信を続けている「ちょっといい話」もそのきっかけを作っているのかも知れません。

 

 

「毎日毎日僕らは鉄板の上で焼かれて嫌になっちゃうよ」という子門真人さんの歌「およげたいやきくん」ではありませんが、本当に毎日毎日欠かさず発信を続けている「ちょっといい話」ですが毎日が新鮮な体験だらけで書くのが嫌になる事などありません。毎日読んでくださっている方に感謝しながら、少しでも元気を出して頂けたらと念じながらのブログ発信となっています。ときおり「和尚さん、ブログ読んでいますよ。」なんて言われますと猶更のことです。

 

 

さて皆様と一緒に何事も頑張って参りましょう!今日は今は亡き父の月命日忌ですが、父の遺言に「人生はコツコツと歩め」との有難いお言葉です。「慌てない慌てない」「コツコツ」と思っていたのですが、慌てようにも身体が動かないジレンマを抱えながら日々コツコツと頑張って参りましょう!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

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